みのたけ

 歴史関連の番組がやっていると、ついつい見てしまうのだけれども、先日TVでクレオパトラの妹氏と考えられる墓の発掘についての番組がやっていた(再放送)。以前、習いに行っていたオランダ語のクラスに考古学者さんもおられて、研究について色々お話を伺っていた時に、オリジナルの楽譜に近いものや資料をあさりながら音楽作品に向って行くことと、似た精神があるなぁ...などと感じていましたが、やはり歴史を探って行くことはきっと面白いだろうなぁと思います。しかし私は歴史に疎いので、殆どが へぇーほぉー なので、こういう番組を見ても食いつきは低レベルです... ^_^;

『妹 アルシノエの身長は154cmくらいであったと考えられる』

まぁ! 私くらいじゃないの!!
 
153.5はあるが154はない...というくらいです、我が身長。チェンバロ弾いて、チェンバロの前に立っておじぎしてる姿は、もう少し身長があるように見えるらしいですが(そうよく言われます)、それでも小さいのは皆さんに一目瞭然です。

異国の紀元前の歴史が身長の数値だけで、急に親しみやすいもののように思えてくる(笑)

で、へぇ...小柄な人だったんだなぁ...と思ったら、次に入るナレーションは 『当時の女性にしては背が高い』...
 えっ!? あらまぁ!
やっぱり、生まれてくる時代を間違えたかな... ^_^;
 (紀元前に生まれたかったとは未だかつて一度も思ったことはないけれども...)

カエサルとクレオパトラ及びその周辺はオペラでしか接点がなかったけれども(こら)、身長のことだけで、ぐっと距離が縮まり、この頃の歴史について少し詳しく書かれた本を読んでみたいと思った私です。勿論ミノタケにあった一般書の範囲内で読まざるを得ませんが。


秋色

 数日前まで少しでも動こうものなら汗だく...という大阪だったが、湿度もそう高くなく秋の訪れの気配を感じる。もっとも天気予報を見ると「27日くらいまでが過ごしやすい気候」と書かれていて、"期間限定の秋らしさ"かしら...と、内心、夏日の再来を覚悟しているが、たすかん君(チェンバロ)は確実に秋口の音色を発している。この時期の音色は好き...高湿度でなくなり、楽器から湿気が抜けてきたこの時期ならではの音の色・音の味だけでなく、この時期の空気に響く音が凄く好き。この時期の温度・湿度を保てば、この音の響きがするというのではないから不思議だ。むしろ、温度湿度を人為的に調整して環境を整えた空間では、この独特の味は出ないように思う。もしかしたら、この時期の状態というのは、チェンバロが活躍していた頃のEUの空気に近いのかもしれない。
  しかし、大阪の夏はとにかく蒸し暑く、ここ数年は夏が長すぎないか?と思うようなことが多く、本当に短い間の気候...。この空気の中で楽器とふれあっていると、またチェンバロに惹かれて行くのである。毎年のことながら、一日でもこの気候が長いことを望んでいる。


 大阪天保山のサントリーミュージアム、まだ一度も行ったことないのだけれども、来年いっぱいで休館するとのニュースを見てびっくり。休館までに一度足を運んでみたいと思います。気になりつつも、なかなか行けないというのが近所のスポット(...とは言え、拙宅からは40分くらいはかかるはずですが...)。

P1000504.JPG さて、先日楽器のピッチの話を書きましたが、無事、今日迄にタスカンくん(チェンバロ)もヴァージナルくんも415Hzに戻り、調律。J.S.バッハのコンチェルトBWV1060の練習が始まりました。
 BWV1060、弦セクションと2台のチェンバロの編成のものをチェンバロ2台のみで出来るようにアレンジしてみました(1st Mov.と3rd Movのみ)。来年以降は分かりませんが、今年はこの曲を大阪でやる予定はありません。来月、福岡の音楽祭で実験します。

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福岡古楽音楽祭に来られる皆さんよろしく♪

(☆写真は自宅にある楽器ではありません。フォトフォルダのストックから掲載 )

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      P.S. 当blogのTwitterつぶやき用参照Linkボタン、「t」か「ヒ」か、ようわかりませんので「つぶやく」という文字も入れました。(些細なことですが... ^_^; )

最近の更新状況

・日本語ページのトップを変えてみた。それに合わせて諸々のページのデザインも少しずつ変えている。
mp3 Listeningページを更新。
・weblog(ココ)にTwitterでコメントを呟けるようにボタンを入れてみた。

以上。

「残暑」だというのに、とてもではないが「暑さの名残」だとは言えない暑さ...

残暑お見舞い申し上げます。

...
... 残暑とちゃうちゃう... (標準語訳 : 「残暑(という暑さ)ではない」)

今週からBWV1060(J.S.Bach's Concert for 2 Harpsichords)の練習を自宅で始めるので、チェンバロとヴァージナルの調律を合せておかなければと思い、ぼちぼちピッチ合わせを始めることにした。
クーラーON,OFFでの差が激しいので、今夏はクーラーOFF時にはTaskin(チェンバロ)をa'=414Hzで保持するようにしている(私一人で弾いている時は、いつもクーラーはOFF状態である為)。
一方、Virginal、なんと見事に奇麗に揃って5Hzずつ下がっていた... ^_^; ちょっと低くなっていることには気付いていたのだけれども、調律のずれが生じていなかったので、暫く調律をしていなかったのである。
合わせの日までにピッチを揃えれば、それで良いことなのだけれども、少しずつ上げて行かねばならない。
でも、410HzのBWV1060も良いものです(笑)何の根拠もありませんが。