今日はモバイルからの更新です(テスト投稿はいつも成功するのですが、本投稿になると上手くいかず活用出来ていないBlogPress app...)

昨日、唐招提寺でのコンサートが無事終了しました。暑い中お越しくださった皆様、ありがとうございました。
弾かせて頂いたのは、境内の僧坊という建物で、鎌倉時代の建物。かつて僧侶たちが寝起きしていた建物のようです。これまでに私が弾かせて頂いた1番古い場所はベルギーの17世紀のたてだったのですが、鎌倉時代だから12世紀!演奏経験最古建築我が記録更新でした。建築オタには、大変ありがたく、また世界遺産での演奏も滅多にある機会ではないので本当にありがたい機会でした。

しかし、そのような建物だった為、木造建築は昨日一昨日の豪雨をどっぷりと吸い込み、空間は凄い湿度...楽器も私も湿度との戦い。自分自身が汗をふきふきし乍ら弾くのはさすがに初めてでした。それ程の湿度、普段楽器が慣れていない(であろう)ミーントーンを選択してしまったことを本番前調律をしながら後悔しかけましたが、曲間で治す必要も生じなかったことに、久保田チェンバロの安定性にまた脱帽してしまった公演でもありました。
又、この日の高湿度に我慢強く聴いてくださった皆様にも感謝です!

終演後は、もう閉門間近でしたが、唐招提寺境内を堪能しました。
また後日、拙撮写真をgalleryページにupしたく思っております。


--upload from seiko's mobile --

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 ここのところバタバタ告知ばかりで恐縮しているところですが、先日お知らせしました通り、6月9日と10日に上野の森美術館で演奏をしてきました。25日まで「ルドゥーテ『バラ図譜』展」が開催中で、響板にルドゥーテが描いた花々を模写したチェンバロ(久保田チェンバロ工房製作)が展示されています。その楽器を用いた記念コンサートがその二日間行われ、演奏させて頂きました。
 又、この楽器を用いて録音したCD収録曲より、J.デュフリの「三美神」「シャコンヌ」、F.クープランの「神秘のバリケード」、同収録曲よりソプラノの鷹山美緒さんと共に マリー・アントワネットが残した「そは我が恋人」、J.Ph.ラモーの「恋の鶯」、グノーの「アヴェ・マリア」を。


そして、収録曲ではありませんが、会場が美術館の展覧会場であり、本来の展覧会の鑑賞に来られているお客様の方が多い訳で、つまり、クラヴサン音楽(フランス・チェンバロ音楽)のファンの方ばかりがお聴きくださっている訳ではありませんので、名前を皆さん御存知の作曲家の曲があった方が...と思って、J.S.バッハの「ゴルトベルク変奏曲」から『アリア』を演奏しました。バロックの皆さん御存知の作曲家にはヘンデルさんやヴィヴァルディさんがおられますが (ヴィヴァルディさんはチェンバロのソロ曲は残していませんが)、J.S.バッハ先生の曲を弾いたのは彼の作品を弾くことが自分のライフワークだからです。

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 薔薇好きの私は、むろん、ルドゥーテのボタニカルアートも大好きです。不思議だなぁと思うのですが、かつて、今回共演(そしてこのプロジェクト・プロデュース)のソプラノ 鷹山美緒さんの初リサイタルのリハの後に、二人で渋谷でやっていた同「ルドゥーテ『バラ図譜』展」の最終日を鑑賞しに行っていたのでした。無音の中の美術鑑賞も良いのですが、何となく何かバロックの音楽がその空間に似合うような気がして、それを美緒さんと話した記憶があるのですが、まさか自分の演奏がBGMになろうとは・・・。人生不思議なものだなぁと思うと同時に、関係者の皆様に本当に感謝です。

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 皆さん御存知のようにトークは上手くないですが、美術館公演でもいつものごとく曲目紹介のMCをしながら演奏しました♪
 (注 : 笑いを求められるのは大阪特有の文化である・・・ゴニョゴニョ・・・
 ・・・お笑いはどうしても私には無理でございます・・・ゴニョゴニョ・・・)


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 記念撮影その2↓ (右から、ソプラノ鷹山美緒さん、楽器製作者 久保田彰さん、チェンバロ中田聖子)
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 動画もよろしければ御覧ください↓

 そして再び掲載ですが、このプロジェクトのCDのリーフレット↓

 SNSやTwitter、Concert Scheduleページなのでは既に告知済みでしたが、実は一昨日、奈良のラジオ ならどっとfmの「ランデヴDEなら」の生放送に出演させて頂きました。
 ドタバタとしてweblogで告知することが出来なくてゴメンナサイ。奈良に向う電車の中から(それでも直前! ^_^; )blogを更新しようと思ったら、iPhoneの更新アプリが動作エラーを出して叶わずでした :(

 この番組の再放送がネットで6/9(土)の17:00-18:00 下記のインターネットサイマルラジオでお聴き頂けます。
 http://www.jcbasimul.com/program/area06_a03.html
 お時間許す方、是非お聴きください。チェンバロと家具様式の関係だとかの話もしています。

 又、この6/9(土)と6/10(日)は両日共13:00からと15:00から、上野の森美術館で開催中の「ルドゥーテ『バラ図譜』展」にて演奏致します。お近くの方は是非いらしてください。展覧会御入場頂ければ、そのままミニコンサートもお楽しみ頂けます。

 それから 6/18(月)は奈良の唐招提寺(世界遺産!)にて、「ドイツのチェンバロヒストリー」と題したプログラムでコンサートをさせて頂きます。ならムジークフェストという音楽祭の中の1公演です。皆さん是非いらしてね! と言いたいところなのですが、既に満席となり予約を締め切ってしまったそうです。ゴメンナサイ...
 御予約下さった方、ありがとうございます! 現地にてお会い出来ることを楽しみにしております♪


 春の話になるのですが、4月に録音をしてきました。録音を終えてすぐ、このblogに書きたかったのですが、5月のコンサートの告知と報告記事を書くのが精一杯でした。TwitterやSNSなどではリアルタイムでは呟いていたのですが、blogでお話するのがとても遅くなってしまいスミマセン...。

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 実は急遽決まった録音で (正しくは録音をする予定は決まっていましたが、急遽日程が早まったのでした)、関係者全員が可能な日は限られており、それ故に録音に使える場所も限定され、CD1枚分を録音するのは大抵3日間を費やすのですが、またまた1日での収録でした ^_^; (以前にも1日録りというのがありましたので、まぁ出来ると思っていたのですが・笑)
 写真は録音の時の様子です。

 このCDは「ルドゥーテのためのチェンバロアルバム第1弾」として録音したものなのですが、薔薇をはじめとした植物画を描いた画家ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテの展覧会とのプロジェクトCDの1つです。久保田チェンバロ工房が、ルドゥーテが描いた花々を響板に模写した展覧会のためのチェンバロを製作(正確には、このためにルッカースモデルを改変)され、その楽器を使用して録音させて頂きました。関係者に「クラヴサン・ルドゥーテ♪」と呼ばれている楽器は、6/6より6/25まで上野の森美術館で開催の "ルドゥーテの『バラ図譜』展" にて展示されます。又、CDも展覧会のグッズの一つとして販売されますので、ルドゥーテ・ファンの皆様宜しくお願い致します。

 収録曲は展覧会BGMをイメージして選曲させて頂いています。
 J.デュフリ「三美神」「シャコンヌ」、F.クープラン「神秘のバリケード」、J.Ph.ラモー「ミューズたちの語らい」、J.B.A.フォルクレ「モランジあるいはプリゼー」といったチェンバロ曲の他、ソプラノの鷹山美緒さんとの演奏でラモーの「恋の鶯」やマリー・アントワネットが残した曲も収録しています。
 「ルドゥーテのためのチェンバロ・アルバム第1弾『愛の神殿』」というタイトルです。皆様どうぞ宜しくお願い致します!

 私 info@klavi.com までメール を頂けましたら、御予約も受付しております♪


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 又、Amazonでもお取り扱いが開始されています。