Probe開始!

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毎日厳しい暑さが続いておりますが、皆さまお元気でいらっしゃいますか?
熱中症対策をしっかりとしながら、BIP! 9/8の公演のためのリハーサルを開始しました。
公演情報の詳細、こちらにありますように、
G.F.ヘンデルの「オーボエと通奏低音のためのソナタ」や
J.S.バッハの「オーボエとオブリガートチェンバロのためのソナタ BWV.1030」といった
有名どころの作品のほか、
今回はW.バベル、J.オズワルド、W.バードといった作曲家たちの作品を演奏します。

かつて2007年の第2回公演でもBIP!はウィリアム・バベルのソナタを演奏したのですが、
今回のプログラムには「こっそりテーマ」がいくつかあり、
その一つが「W.バベルの作品って面白いよ」を伝えることなのです。
掲載写真は今回のコンサートで使う3種類のW.バベルの楽譜で、当時の出版譜です。

左から、チェンバロソロの楽譜「セット(組曲)第1番」の中の
「G.F.ヘンデルの『リナルド』のアリア『私を泣かせてください』」...
...いつもこれをどうタイトルとして記載すれば正しく伝わるものなのか悩むのですが、
W.バベルはチェンバロのソロの組曲の中に、
ヘンデルのオペラのアリアのチェンバロソロ編曲を組み込んでいて、
これもその一つです。
今回の公演では「セット(組曲)第1番」を全曲演奏しますが、
大変有名な「私を泣かせてください」のほか、
同じ「リナルド」から2つのアリアに基づくピースが入っていますので、
合わせてお楽しみに ^_^

中央と右の楽譜は、旋律楽器と通奏低音のためのソナタの楽譜。
18世紀までは「旋律楽器と通奏低音のためのソナタ」として、
特定の1種だけの旋律楽器を指定しないソナタが沢山書かれました。
つまり「種々の旋律楽器のための」というニュアンスです。
W.バベルはそのような12のソナタが入ったソナタ集を2つ残しています。
因みに、第1集のタイトルページには
「ヴァイオリンあるいはオーボエとチェンバロの通奏低音のためのソナタ」とあり、
第2集のタイトルページには、
「ヴァイオリンあるいはオーボエあるいはリコーダーとチェンバロの通奏低音のためのソナタ」
とあります。
中央は第1集の第4番。15:00からのお昼の公演で演奏します。
右は第2集の第6番。こちらは18:30からの夜の公演で演奏します。

そして、上記の通り、お昼と夜で、若干プログラムが異なります。
1公演分のチケットにオプション プラス1500円で、
お昼と夜と両方お聴きいただけます。

ん...ややこしい説明ですね...

(関西人にとって金額を明確表記にしないのは嫌ですねー
ですから明記しましょう!)

お昼か夜、1公演のみですと、
前売券は3,000円、当日券は3,500円です。
両方お聴きくださる場合は、通し券としてプラス1,500円となり、
前売通し券は4,500円、当日通し券は5,000円です。

お昼と夜と別々に購入されるよりも、通し券は大変お得です!

尚、1公演のみの前売券のみをお申し込みされた方で
「予定が変わって時間ができたので両方聴く!」
という場合でも、
受付にて「通し券に変更」の旨を仰っていただけましたら、
「1公演分のチケットにオプション プラス1500円」で聴けますので
「前売券通し券 4,500円」でお聴きいただけます。

みなさまのご来場をお待ちしております。


(時間があったら、他の作品のお話も書いてみようかな...)


Author: Seiko Nakata (Cembalo)


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