楽器の打ち合わせ

emsch1.JPG7/19のBIP!公演で使う楽器の打ち合わせの為、大阪府茨木市にあるオワゾリールハウスへ行ってきました。写真のデュコルネさんとジャックウェイさんの共作のエムシュ(フレンチ)を使用予定ですが、リサイタルやソロのコンサートでも何度か使わせて頂いているチェンバロです。歌の伴奏に使ったことが一度ありますが、アンサンブルで使うのは今回が初めてです。このチェンバロとは一昨年のリサイタル以来の再会となるので、調律師さんとの打ち合わせがてら、楽器と少し1年半ぶりの親交を深めてきました。やわらかいタッチのチェンバロなのですが、今回はモダンのオーボエとの共演なので、少し爪を長めに出して調整してくださるようで、もうその準備もしてくださっていました。それによって撥音が少し鋭角的で、より輪郭がはっきりすると思います。でも最近柔らかタッチより、しっかりめのソフトタッチ(微妙なものですが ^_^; )がお好みの私には、その調整は私の好みそのものかも...(笑)

emsch2.JPG[←BIP! 公演で使用予定のチェンバロの鍵盤部分 ]

ところで、久々に伺ったら、所謂 "普及用のチェンバロ" が新たに加わっていました。長さも160cmくらいの楽器で(一段鍵盤ですが) 重量も軽い設計のものの様ですが、結構いい音がしていました。最近の "普及用チェンバロ" もレベルが高くなっていますね。たまに "コンサート用チェンバロ" (所謂大型のレプリカのチェンバロなど) と言われて弾いても、うーむ... と首を傾げるような基本音色だったり反応が全然返ってこないような楽器がありますが、それらは レベルの高い"普及用チェンバロ" には もはや足元にも及ばなくなっていますゾ。