各地で梅雨入りしましたね。BIP!は7月の公演に向けて頑張っています!!
News Letter 6月号のコラムのテーマは、「梅雨」です。
「ワタシの湿気対策」 Oboe コバヤシ チアキ
ワタシには湿気はありません。
潤いはありますが。
アハハー (^o^) !
コンニチハ。
梅雨な6月、紫陽花を愛でる楽しみ、お気に入りの傘をさしまくる楽しみがある反面、気になるのが湿気。ですが、みなさまは、どんな対策をされていますか?
・除湿機を活躍させる
・雨乞いをしない
・乾いた気持ちになる
・気にしない
いろいろあると思います。
我々も湿気は気になるところで、楽器の湿気対策は重要です。ゆえに、楽器の湿気対策はぬかりない...つもり。
楽器ケースやリードケースに、湿気取りなグッズを入れたり。リード材が入ってる箱のなかにも入れたり。そう、とにかく
水分、飛んで行けー!
な姿勢です。
けど、砂漠のように感想しきってしまうのもこらまた問題で。ええ塩梅な湿度が要るのです。
た ー い へ ー ん (-_- ; )
梅雨まであとわずか... それとも、もう入りましたかね... 雨を楽しみながら湿気に気を配りたいと思いますw
by コバヤシ チアキ
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「 厄介な季節がやってきた ! 」 ( cembalo ナカタセイコ)
町を歩いていて...紫陽花が咲いたなーと思えば梅雨前線到来。
そういえばカタツムリは見ないなぁ...
紫陽花とカタツムリはセットのようなものですが(?)、
大阪市内では 紫陽花美しく咲いていても、カタツムリくんは なかなか見かけないです。
カタツムリはさておき、梅雨というとチェンバリストは頭を抱える季節 ... ^_^;
梅雨時期の本番には、他の時期よりも、心配ごとが増えます。
何故なら、会場に楽器のある場合を除いて、楽器は運び入れます。関西には持っている会場が殆どないので、楽器を会場に持って行くことが多いです。
梅雨の時期に限ったことではありませんが、演奏会を成功させるコツは、
1. 晴れ男さんに運んでもらう
2. 晴れ男の調律師さんと一緒にお仕事をする
この2点。搬入搬出に楽器が濡れない方がいいですからね(^^)
ちなみに、楽器のお世話をしてくださる方々には、「晴れ男さん」が多いです。
え? 奏者は? ... はい、私は雪女です。
19世紀に入ってピアノが台頭し、バロック時代に活躍したチェンバロは一旦音楽史の上から姿を消しましたが、その背景には「音楽の演奏の場」が大きなコンサートホールへと以降したからだと言われています。でも、私はその説だけでは片付けられないような気がします。そもそも発音構造が違う、全く異なる楽器なのですから、単に音の大きさの問題だけでは説明がつかないと思うのです。ピアノも温度湿度の管理が必要ですが、一般にチェンバロの方が環境維持にシビアです。環境管理の楽な楽器の方が注目されるのは当然の結果であったのではないだろうかと思います。そう、ピアノよりも電子ピアノの方がご家庭に置くには楽であるように...。しかし、今は温度湿度の管理を一般家庭でも気をつけることが出来ますから(勿論コンサートホールの楽器庫のようにはいきませんが)、チェンバロが再び活躍出来る時代が到来したのではないか、と思っています。
しかし... 17-18世紀当時は、除湿機も空調も加湿器も無かったのだから、本当は自然環境がベストなのではないか... と内心思っているのですが、それに甘んじていると弦が切れたり、共鳴板や胴が割れてしまったりしますので、梅雨の時期は管理に特に気を遣う必要があります。
もっとも、梅雨の時期は「湿度が高くなるから」管理が大変な訳ではなく、晴れている日と雨の日の湿度差、「湿度が急激に変化するから」気を遣わねばならないのです。
でも、ここ数年はあまり除湿機は使用していません。
by ナカタ セイコ
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