= ろくさくひんめ =
「BIP! Vol.3プレ週間号」最終号です。プログラム6作品目、バッハの管弦楽組曲1番について、チェンバロの中田聖子が語ります。
J.S.バッハ「管弦楽組曲 第1番 ハ長調 BWV.1066」
管弦楽組曲...その名の通り管弦楽による舞曲組曲として書かれたもので、編成は2本のオーボエとファゴット、弦楽器群と通奏低音による作品ですが、今日はオーボエとチェンバロだけで演奏することに挑みます。
この管弦楽組曲、原曲を見てみますと、さすが大バッハ! 楽曲分析のお話になりますが、メイン楽器のオーボエの下で作品の礎となる「通奏低音」の旋律から導き出される和声を一分の無駄もなく弦楽器群に割り振って書かれています。つまり極論を言えば、最もミニマルな形でこの作品を演奏するには「オーボエ+通奏低音」という形が導き出されます。序曲は2つのオーケストラが融合する箇所が一部あり、このミニマムな形では演奏出来ないので今日は演奏しませんが、クーラント以降の舞曲をBIP!編でお聴き下さい。BIP!編では「オーボエ+通奏低音」だけに留まらず、オーボエとチェンバロで出来る数種の形で演奏します。
どんなサウンドになるか、当日、ご期待ください(^^)
では、皆様、日曜日 7/19にお会いしましょう!!
心より御来場をお待ち申し上げております。
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