Program と 懐かしいこと

今週末のヴァージナル・ライヴのプログラムが出来上がりました。
プログラム...「紙で出来ている配布するもの」の方です。プログラムという言葉を使う時、ややこしいのが、「当日の演奏曲目」のことなのか「演奏曲目を記載した配布する紙」なのか、どちらかということ。前者を一般的には「プログラム」とは言わない方が良いのかなぁと思ったり... 毎回「プログラム」という言葉を使用する度に考えてしまいます。
話が反れました m(__)m
今回は曲目解説は「一言解説」にしました。席数が各公演20席限定という訳で、部数も少ないので、初めてカラーの絵入りにしました(^^) 当日いらしてくださる方は、いつもとちょっと違ったプログラムをどうぞお楽しみに♪

ライヴと言えば、いつもとちょっと違うお話になりますが、私はE.ギターリストのSUGIZO氏のファンだったのですが(正しくは過去形ではありませんが)先日BSフジで 昨年行われたというライヴ映像が放送されていたので観ていました。パフォーマンスが10年前と良い意味で変わっておらず懐かしい気持ちになりました。相変わらずよく聴くと&よく見ると非常にマニアックな音楽。弱音器を付けたトランペットの用い方だとか、パーカッションとしてのシロホンの用い方が非常に興味深かったです。生音のみでは、複数の楽器の合わさったサウンドとして、物理的バランスの上では出来ない音かもしれないとは思いますが、アンプを通す上での意義が見えるような気がしました。
アーティスト各々の考え方があると思いますが、「文明の利器(レコーディング技術の発達)を利用した作品作り」と「ライヴ(生演奏)」について明確な意識差を認識していないのは、実はクラシックの世界なのかな...などと感じたりも致しました。
チェンバロやヴァージナルの演奏において、物理的には説明の出来ないライヴ・コントロールが可能だと考えていますが、もしかしたら私が今そんな風に思うのは若い頃に、様々な種のライヴ感を体感してきたからなのかもしれません。
他にも色々と感じた事や思ったことがありましたが、それはまたいずれここでお話出来たらいいなぁと思っています(まだ話せる程に自分の中で消化出来てないので ^_^; )