季節感

 今年は自然の変動が激しい...いや、自然にとってはごくごく当たり前のことなのかもしれないですが、地震に始まり、各地での台風被害に大雨... 自然の力の大きさを感じずにはいられません。
 天候のことは、誰にとってもその日その日に重要なことですが、私自身にも公演日や今年はレッスン日の天候のことを特に気にせねばならないことが多くなり、「今迄は殆ど入れたままの状態」でしかなかった気象関係(天気予報)のアプリを眺める時間が多くなってきました。
 私が使用しているアプリにはピンポイント予報から気象天気図など色々な画面があります。私には気象の知識は皆無で予報を見て知るしかなく、あくまでも図としてですが、雲の衛星写真を見るのが次第に面白いこととして感じるようになって来ました。特に台風前には「あれーこれ台風になるんじゃないかなー」と思っていたら、やはり数日後に「台風発生!」と出たり...。雲の衛星写真は、TVの天気予報でも出してくれるものですが、じっくり見られないので、きっと何も今迄、私は感じなかったのだろうなぁと思います。
 さて、そんな訳で、一日に数度アプリで衛星写真を確認するのですが、先日このアプリに広告が出ていて、すっかり引っ掛かってしまいました...

 その広告とは、季刊「SORA」

 「SORA」という季刊誌だそうで、雑誌が売れない、と随分前に聞いたけれども、専門性(?)に絞ったものが色々あるんだなぁと思いつつ、何処で買えるんだろう...と広告に引っ掛かって(笑)見てみますと、無理なくお試し出来る価格で(笑) 注文してしまいました...。
わー、引っ掛かってしまった、ヒッカカカッテシマッタ....

 待つこと10日以上... 妙に気になったものだったので、待ち遠しかったのが正直なところ(笑) 先日やっと届きました。
 開けてみると、気象のオタク雑誌かいな、と思えば (ゴメンナサイ、でも「オタク」という言葉は、私は敬意を表す言葉として使っています) 意外と一般向けの内容に思います。むろん「お空」のことに興味がなければ、何の面白みもないでしょうが...
 新幹線の機内誌程の厚さの本ながら、まだ読んでいるのは途中ですが、最初の方には、古来より季節感を表す言葉について紹介されていました。今では雲を表す気象用語を用いることの方が多いものも、古くから美しい言葉で表現されてきた、という話。又、季節感を表現するのに、季語とはまた別の美しい言葉を古くから日本人は日常的に使用してきた。文学に詳しい方にとっては、当たり前のことなのでしょうが、日頃そのようなものに疎い私は、改めて日本語の良さを痛感したのでした。
 EUの言葉に興味がある私ですが (でもいつまでたっても全然何も喋られないんですけどね...)、日本語も大切にしなければ、と思いました。
 しかし、良いものに引っ掛かったと思っています(笑)