トークコンサートでした...そして次は石川です
10/17に西宮の新響楽器さんでのトークコンサートを行ってまいりました。
ご来場くださいました皆様、ありがとうございました。
小さなお子様のご来場が多くてびっくりいたしました。私自身、それを想定していなかったので、急遽トークを小学校低学年や未就学の方にも分りやすいように噛み砕く方向に切り替えたのですが、チェンバロのお話には歴史的事項が関わってくるから難しい...。
しかし、トークも演奏も、小さなお子様がたもとても真剣に聞いてくださって、とても嬉しかったです。皆さん、ありがとうございました。
因みに、ピアノとのチェンバロの発音構造の違いをお話すること、なかなか前者の構造の説明が私には難しいのですが、さすがピアノ屋さん、ピアノのハンマー部のダブルエスケートメントの模型があって、非常に助かった!(笑) チェンバロはいつもは口頭で説明する弦をはじくプレクトラムが付してあるジャックと呼ばれる部品を取り出してご覧いただきました。でもそんな説明をして改めて思ったのが、チェンバロのプレクトラムって小さい!
左の図がそのプレクトラムを指しているところですが...改めて小さいと思う...。
こういう小さいものを一音一音コントロールしながら、チェンバロは音を紡いでいるのでございます。
今回のトークコンサートがチェンバロに興味を持っていただく機会になったら大変嬉しいなと思います。馴染みのない音楽とお話だったと思いますが、小さなお子様がたもチェンバロの音が記憶に残っていれば嬉しいです。
長時間のトークコンサートを真剣に聞き入ってくださった皆様、ありがとうございました。
新響楽器さんのスタッフの皆様もありがとうございました。
さて、最近、ブログでの公演告知が直前になってばかりで申し訳なく思っております。またまた間近ですが、10/25に今年も石川白山山麓にて演奏させていただきます。
イタリアとフランスの音楽をテーマに、プログラムを組んでいます。只今、曲目解説も急ピッチで執筆中...リサイタル同等に力を入れて書いております。そして、出来たて(書きたて)ホヤホヤでお届けします。
北陸方面の皆様、是非いらしてください! 山麓の木々も色付き始めているとか...染め始めの紅葉とともにチェンバロを是非お楽しみください。
チェンバロコンサート in 白山麓 Vol.2
「チェンバロ音楽で辿るヨーロッパ ーイタリア、フランス、ドイツー 」
2015年 10月 25日(日) 開演14:30 (開場14:00)
会場: 白山ろくテーマパーク吉岡園地ホール
(石川県白山市河内町吉岡89)
入場料: 前売2,000円、当日2,500円、中学生以下1,000円 (ドリンク付)
出演 : チェンバロ 中田 聖子
プログラム
ジロラモ・フレスコバルディ
- トッカータ 第7番
- バレット 第3番
ベルナルド・パスクイーニ
- ベルガマスカ
- サルタレッロ
- トッカータかっこうのスケルツォ
ジャン=アンリ・ダングルベール
- リュリの「カドミュス」の序曲
ルイ・クープラン
- 組曲 イ調
フランソワ・クープラン
- 第17オルドル
アルマン=ルイ・クープラン
- 「4つの国々」より「イタリア」「フランス」
ヨハン・セバスチャン・バッハ
- A.ヴィヴァルディの協奏曲RV.230に基づくチェンバロ独奏協奏曲 ニ長調 BWV.972
- イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV.971
お問い合わせ・チケットのご予約は...
金澤古楽堂 goldenwajima@gmail.com Tel.090-9446-8068 (輪島)
☆本公演のチケットご予約の連絡をKLAVIにいただいた場合も金澤古楽堂さんへ転送いたします。ご了承ください。
主催: 金澤古楽堂
協力: 白山ろくテーマパーク