Seiko Nakata, Harpsichordist

6/26に大阪 salon de ぷりんしぱるにて、OSAKA BAROQUER'Zの公演を行い、このコンサートから演奏を再開しています。ご来場くださいました皆様、ありがとうございました。

感染症対策のため、１曲ごとに換気を行いながらの公演でした。

チェンバロなどの古楽器では、温度湿度の環境変化に左右される度合いが高いため、いつもは温度湿度を一定にすることに気を遣うのですが、感染症対策を機に観点を変えますと、それは必ずしも良いことだとは言えませんね...と考え始めています。所謂素人が言う「ここ酸素薄い」とか「空気が淀んでいる」空間というのは、どんな時でも避けるべきですね。

それは感染症対策以前の空間に対する基本的なこと。感染症云々の前にお客様も演奏者もそれでは「音楽を楽しむ」どころではなく...特に古楽器関係者は楽器の都合を優先しすぎていたようにも思います(何が言いたい?) 調律や断絃などの点では楽器にリスクが高まるのですが、過度に密閉することで環境の一定化を図るべきではないと、気づくべき時なのかもしれません。

つまり何でもバランスが大事!!ということを再考しながら演奏を再開いたしました。

オンライン・イベントも続けています。
7月は「チェンバロトークの時間」はお休みしますが(少々忙しいので、次回まで少しお時間をいただきます。8月はできるかな...) 7/30にBIP!のオンライン・イベントを開催します。今回は真剣な音楽座談会になりそうです。詳しくはBIP!のサイトをご覧ください(サイトがリニューアルしたので是非ご覧ください。ココ同様に渾身の力を込めて作っています)。