BIP! News Letter 7月号 : BIP!Vol.3プレ週間2号

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大阪ではここ数日毎晩 雨が降っています。BIP!の日 7/19は晴れるといいのになぁと思う今日この頃です。
さて、前回は小林さんがボワモルティエの組曲について語ってくれましたが、2号はチェンバロのソロ曲について語ります。小林さんは親しみやすくお話してくれましたが、私 中田聖子は「親しみやすい」というのが苦手なので、なるべくオカタイ文章にならないように努めますが、どうかお許しくださいませ... m(__)m


= BIP!プログラムについて語る : にさくひんめ =

「フォルクレのクラヴサン組曲よりby 中田 聖子 [チェンバロ]

ジャン・バティスト=アントワーヌ・フォルクレ
 :「ラ・マレッラ」「ラ・フォルクレ」「ラ・ルクレール」
Jean-Baptiste-Antoine Forqueray(1699-1782)
 : "La Marella" "La Forqueray" "La Leclair"

・選曲意図
 BIP!公演のプログラムは、いつも まずアンサンブル曲を決めます。そこにチェンバロ・ソロをプログラム・コンセプトに沿いながら選曲していく訳ですが、アンサンブル曲がバッハとフランスの作曲家から演奏することが決まっていましたので、フランス作品を少しとバッハの作品から1曲入れることにしました。
 フランスのクラヴサン(仏語でチェンバロのこと)の為の作品は非常に多く残っています。又、フランス作品には非常に響きが豊かで優雅な作品が多いです。小林さんと一緒に演奏するボワモルティエも例外ではありません。「響きが豊かで優雅」(時には「退屈」さえも楽しんでしまうような文化があったらしい...)というのが、フランスの作品のイメージとして知られていると思います。しかし、ただただ優雅である作品だけでなく、様々なタイプの作品が残っています。豊潤な響きとヴェルサイユの優雅さを持ちながら「ちょっと違った顔」を持っているのが、フォルクレの作品だと思います。そこで、今回はフォルクレの作品を少し御紹介させて頂こうと、選曲致しました。


・フォルクレと今回演奏する曲について
 フォルクレも、ドイツのバッハ一族と同様に、バロック時代に活躍したフランスの音楽家一族でした。今回は3つの「組曲」から抜粋して演奏します。これらがおさめられた『クラヴサン曲集 Piecé de clavecin』は、ジャン・バティスト=アントワーヌ・フォルクレのものですが、これは彼の父アントワーヌ(1672-1745)の『通奏低音付きヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)曲集』をクラヴサン用に編曲したものです。
・・・父と息子は同じ名を持つので、口頭で説明するといつも紛らわしくて、(?_?) という顔を皆さんにされてしまいます...。
 さて、フォルクレ"息子"のクラヴサン作品はどれも低音域を多用している曲ばかりです。それゆえに彼らの作品の特徴である斬新な和音の響きがより新鮮に聴こえるのだと思いますが、彼の時代、つまりJ.S.バッハと同時期ですが、その頃のフランスで使用されたチェンバロは中音域の豊かな音色が特徴でした。その為、原曲のヴィオールの音域が低音域であることだけでなく、編曲にあたって敢えて移調せずに低音域のままで書かれたようです。
 ヴェルサイユのクラヴサン作品には音楽によって人物を描写するものが多数残っています。今回演奏する3つの曲も人物描写の作品です。
「ラ・マレッラ La Marella」は、ヴァイオリニストにマレッラという方がおり、その人のことを描いていると言われています。
「ラ・フォルクレ La Forqueray」は、おそらく彼自身のこと。
「ラ・ルクレール La Leclair」は、当時の有名なフランスのヴァイオリニストであり作曲家であったジャン・マリー・ルクレールを描いています。
[by ナカタセイコ]
emsch1.JPGのサムネール画像

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