Waar is ... ?

 来春の演奏会会場の下見の為に明石へ行って来た。来春のコンサートとは、まだ詳細をお話出来ないけれども、福岡で実験したJ.S.バッハのBWV1060の協奏曲を含む演奏の為、2台チェンバロが出動する演奏会です。
 在来線で舞子以西には行った事がなかった(と思う)ので、明石駅に降り立つと明石城の櫓が見えていてワクワクする。城マニアではありませんがね、明石城ってあるんだー、と思うと気分が良い。しかし、地元奏者いはく 「お城は残っていなくて、櫓だけなんです」とのことで、少々寂しい気持ちになる。城跡公園という感じなのかな...。
ところで広島に降りたら「広島焼き」のお店が目に入るように、明石に降りたら「明石焼」のお店があるのかな? と思っていたが見当たらなかった。まぁ大阪駅に降りたからといって「たこ焼き」のお店はすぐには見つからないのと同じかな...。
余談が多くなりましたが、会場の空間やその響き具合を確かめたり、演奏配置の予測をたてたり、又、コンサートホールではないので、どの席を使用可能にするか或は使用不可にするかを考えて打ち合わせをしました。楽器を運び込むことので、運搬ルートの確認もしました(運搬云々は奏者がしなくても良い場合の方が多いが、自分も把握している方が話は早いし確実です)。空間の使い方は直前のリハーサルの時に決めますが、幾つかの具体的な方法案が下見をすることで見えてきます。
 しかし、興味深いのは、外観がそれほど大きな建物ではないのに、中の空間が結構広い。建築物というのは素人目に不思議なことがある場合があり、面白い。