涼月 最終週

 今週はガナッシ(ルネサンス・リコーダー)とヴァージナルのリハで始まりました。
 このアンサンブルではイタリアの作品ばかりを練習しているのですが、練習に使用しているヴァージナルはフレミッシュ・ヴァージナル(ミュゼラータイプ)で、9/26の伊丹でのコンサートで弾かせて頂く楽器です。フランドル地方で使われていたタイプのもので、イタリアン・ヴァージナルとは仕様が異なるのだけれども、ガナッシとの練習を始めてみて意外にイタリア作品にも合うということがわかりました。それで、当初予定していた(発表はしていませんでしたが)プログラムを再考し、先日ココにupしたようにイタリアの作品も取り上げてみようと思いました。むろん、全てのフレミッシュ・ヴァージナルに言えることではなく、スタイル等を超えた個々の楽器が持つキャラによるもののように思います。
 以前、私は、あまり楽器のスタイルに固まらずに演奏するべきだ、と考えていました。つまり、物理的に無理がない限り、どのスタイルのチェンバロでもどんな作品でも弾きこなすべきだ、と考えていた訳です。
 しかし、楽器の様式の違いの重要性を意識するようになってからは、それ迄に思っていたい以上に、楽器個々のスタイルを超えたキャラクターというものを重要視するようになってきました。つまり、楽器個々のキャラクターを生かせる演奏をしたい、と今は考えています。
 とは謂へども、予め楽器の個体キャラクターを生かすプログラム組みというのは、なかなか恵まれた機会でなければ実行出来ません。当日初めて会う楽器と弾く時は、当然、『「作品の演奏」において楽器のキャラクターを生かす演奏をすること』は出きても、プログラムから合わせていくということは出来ない。
 9月のヴァージナル・コンサートは、予め楽器の個体キャラクターを生かすプログラム組みの出来る数少ない機会だと思って、準備しております。

 ☆ 尚、誤解を招きそうな記事ですが、9/26はガナッシは登場しません ^_^;
 今回はヴァージナル・ソロのコンサートですが、いずれガナッシとの演奏も行ないますので、お楽しみに♪


 さて、今月も最終週に入りました。前記事で「今月はweeklyで書くことを目標」と綴りましたが、7月は毎週1記事は書くゾ! ということを目標にしていました。うん、達成出来た (^^)v 実は実行するためにweeklyタスクリストに「blogを書く」という項目を入れていたのでした (笑) 8月以降もこのweeklyタスクリストは続行しようかな。書けない週も出てくるとは思いますが、頑張ります。