5月なので...

 今年はカレンダーをめくる度に「わー月が替わってしまった...weblogを更新しないと」と思って、記事を綴っているような気がする(「気がする」のではなく、事実そうである)。
 一つも更新せずに言っても、それは言い訳にしかならないが、管理ページには公開されぬままに放置した「下書き記事」がある。何故だか今年は文章を綴っても公開することを躊躇してしまうのである。2月までもweblogの更新は殆ど行っていなかったが、3月以降は記事を「公開」するのに何故だか勇気が必要になっている。Twitterもそう。世間一般に「気軽なもの」とされているにも関わらず、私のTwitter app.には140字の下書きが山のようにあって、送信をすることに躊躇してしまう...。
 恐らく、前々より「ネット上にゴミを増やしてはならない」という意識を(これでも)もちながらウェブサイトを作っていることに加えて、色々思うことがこの春は多かったからだろうなぁと思う。
 しかし、新しい月になると、その内容がどうであるかよりも「更新しなければならない」という気持ちの方が勝ってしまうのである。
 ・・・という訳で思い切って更新。(やっぱりただの言い訳ですね...)

 今月は訳あって英国漬け。むろんロイヤルウェディングとは無関係だが、少なくとも英国漬けが月末まで続きそうである。ヴァージナル音楽と向き合うと、オランダやフランドル以外に必然的にイギリスの作品と対峙せねばならないけれども、久々に大型ハープシコードでイギリス作品を扱っている。ここ数年「ヴァージナルで」ばかりだったので少々新鮮な気持ち・・・。
 ロンドンのヒースロー空港ではテロの検閲で飛行機に乗れなかったことがあるので、好きではないが、17-18世紀の作曲家が残した作品を通して、ちょっと行ってみたい気になる。
 バロック後期の作曲家には最終的にロンドンの地を訪れている人が多いと思う。大方が劇場音楽で名を為した作曲家。この点に今興味を持っている。