英国漬けの理由

先日から英国漬けでしたが、その最大の(?)理由、猪名川町でのレクチャーコンサート「音楽で巡るイギリスの旅」の公演が無事終わりました。

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写真はスライドリハの様子。歌手の丸谷晶子さんがレクチャーをされました。図像資料や、今回演奏した作曲家と縁ある教会などの写真を見せながら...
本番中は見ることが出来ないので、そのスライドを私はリハの時に楽しみました。

今回は駆け足での紹介でしたが、中世からバロックまで。
尚、中世の曲にチェンバロが参加するのは、非常に稀れ... 正しく言えば、本来声楽が複数名必要なので、チェンバロでちょっとお手伝い、という形での演奏。
(余談 : とある診断メーカー「私の七不思議」の一つに、4オクターヴの声をもつ、というのが出て来たのだけれども、チェンバロで用いる音域の基本は4オクターヴ。「チェンバロで歌っています」という意識を常に持っているが、それで歌う、というのを実際にやったという訳だ)

そしてトラディショナルとして、Amazing GraceやGreen Sleevesを演奏しました。
Green Sleevesはヴァージナルレパートリーとして、アレンジしていつも弾いているのですが、歌手とやったのは初めて。独奏の時もネタ楽譜(?)は同じながら、チェンバロでやること(弾くアプローチ)は全く違うので、新鮮でした。

今回は歌とチェンバロでの良いアンサンブルをしながら、音楽作りが出来、私自身も楽しみながら臨ませて頂きました。

国際交流協会会員さん向けの公演でしたが、また何処かで皆様にも今回のプログラムをお届けしたいなぁという欲求をもっております。猪名川町の皆様、ありがとうございました。