REQVIESCAT IN PACE

 タイムリーで綴れず数日後となってしまったことが悔やまれますが、S.Jobs氏が亡くなられましたね。Apple製品愛用者としては(最新機器を使える身分ではないのですが)「Jobsさん、ありがとう」という気持ちでいっぱいです。単に機械もの好き、林檎好きというだけでなく、Macがあるから出来ているお仕事も多い。むろん演奏するのにMacは全く必要ありません。けれども、公演の印刷物90%以上の原稿はMacで作成し、生徒さん達の教材もMacで作って出力し、CDの作業もMacで行っています。このwebsiteもmacでHTMLを書きup。色々なことがMacでの作業で成立しています。そして最近ではiPhoneからのweb関係のupに、Tweet。タスク管理だとかもiPhoneから。(もっとも、他の機材でも方法はあるが、とかく林檎好きの奏者によるプロジェクトなのだ :p )
 あの日は朝から忙しくて全くニュースをチェック出来ずにいたのですが、レッスンに来られた林檎好きの生徒さんの「先生、Jobs氏亡くなられましたね」の言葉で知ったのでした。(林檎機材でニュースを知らなかった林檎好きは少ないように思いますが...「それじゃあ林檎好き失格!」というツッコミはしないでね)
 私はカラクラIIの頃からお世話になっているのだけれども、最近では強く感じなくなりましたが、「調子が悪い」と言うよりも「ご機嫌が悪い」状態の時が何故だかある"macの妙なアナログ臭さ"が魅力だと思っていました。
 これからも時代はめまぐるしく動いて行き、技術の発展も加速していく一方なのでしょうね。本当は様々な新しい技術に興味津々なのだけれども、時代錯誤な楽器をこれからも弾いて行く私は、適度に便利なものの恩恵を受けていこうと思っています (20代の頃のように新しいものを追いかけるだけの時間がもはやない...)
 しかし、未だに11年前同様に「タグ ハ 手打ち」を続けて、格闘しながらもlilypond愛用で楽譜を出力している私は、十二分にアナログ人間なような気がします。自分のために記す楽譜はインクで手書き! ラストラールが欲しい! なんて言っている私には、こんな使い方が一番適しているように思います。