10月 市ヶ谷公演 御礼!

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 Weblogの更新が大分滞ってしまい、もう先月の話になってしまいましたが、
10/16に東京 ルーテル市ヶ谷ホールでの師匠のコンサートに、チェンバロデュオで出演させて頂いてまいりました。
御来場くださいました皆様、ありがとうございました!!
東京及び東京近郊の皆様、そして、名古屋・関西から遥々遠征鑑賞してくださった皆様、(もしかしたらその他の地域から来られた方もいるのかな?)ありがとうございました!!

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 埼玉のチェンバロ工房をお借りしてリハをさせて頂いたのですが、リハ初日にお伺いすると、チェンバロが3台...
写真の右に写っている通称「ルドゥーテ・チェンバロ」を使用することは主催者さんの趣旨上決まっていたので、相性がより良い方を師匠と相談して選択しました。
今回使用することになったのは、写真の真ん中の楽器...。
この並びになっていた、ということは、製作家の久保田さんも「こちらだろうな」と思われていたのかな?と心の中で思いつつ...

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 スイスにおられる師匠が日本に到着されてから、前日リハまでで計15時間以上にも及ぶ合わせを行いました。さすがに師匠とのデュオはレヴェルが異なります。長時間に及んだのは、普段私がそのレヴェルにいないからにすぎませんが...。師匠には当たり前のことでも、私にとっては耳も脳も指先も全身神経も、謂わば解像度を普段の何十倍にも上げなければならない、という具合。最初に教わった時も、眠っている耳の神経が一気に開き、解像度UP!という衝撃を受けたのですが、その後も教わる度に、又、自分自身でも徐々に神経を開かせ、解像度を更に上げてきたのだけれども、共演させて頂くには、まだまだ上げなければならないのが現実。二日間の直前リハで解像度UPを試みたけれども、当然まだまだ及ばず(むろんそうでないと師と仰げませんが...[なんて失礼な! しかしながら、この発言は私の生徒たちにもそう考えて行って欲しい、という考えを持っていることの宣言でもあるのです])

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 リハと本番で多くのことを受け取った(つもり)なので、ソロもコンティヌオももっとグレートアップさせてチェンバロの魅力を届けようと現在精進しております。

 さて、コンサート前半は北谷直樹師匠のソロのプログラム。
 フランソワとルイの両クープラン、D.スカルラッティの演奏で、多彩なチェンバロの音色と表情を拝聴し、
前半プログラムの最後のW.バベルは拝聴を断念して、ドレスに着替えるため、楽屋へ...

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後半から出演させて頂いて、
J.S.バッハの2台のチェンバロのための協奏曲 ハ短調 BWV.1060、
A.ソレルの2台のチェンバロのための協奏曲 ト長調 第3番
をデュオ演奏。
そして、鷹山美緒さんのソプラノの楽器隊として2台のチェンバロで、
G.F.ヘンデルのオペラ「エジプトのジュリアス・シーザー HWV17」より クレオパトラのアリア「辛い運命に涙溢れ」

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及び、
オペラ「アルチーナ HWV34」より モルガーナのアリア「帰ってきて、喜ばせて」
を演奏させて頂きました。

ところで、リハの写真が多数ですが、沢山お写真を撮って頂いたので、UP致します。

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←「デュオのリハ前に個人練習する」の図でございます。

以下、本番の図でございます。
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 ご来場くださいました皆様、そして、楽器協力くださいました久保田チェンバロ工房の皆様、当日のスタッフの皆様に感謝申し上げます。

 地元の関西でもあのデュオ・サウンドを...否、もっと私がグレードアップしてのデュオ・サウンドでの2台チェンバロ Cembali!の魅力をお届け出来るように頑張りたいと思っていますので、気長に気長に遠征出来なかった関西の皆様 待っていてくださいね♪

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