12月のコンサート、そして10月の石川

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 先週から、来月一緒に演奏するヴォーカル・グループ Ensemble XiiTaさんとのリハが始まりました。写真は先日のリハ場所でパシャリ。会場はまた別です。
コンサートは、12/2(火)14:00開演で宝塚ベガホールにてのロビーコンサートです。平日お昼の公演ですが、お時間ございましたらお越しください。詳細は以下の通り。


ベガ・ホール チェンバロコンサート 10th Concert
「クリスマスソング、マドリガーレの調べと共に」

日時: 2014年12月2日(火) 開演14:00
会場: 宝塚ベガ・ホール ロビー
入場料: 無料
出演: Ensemble XiiTa アンサンブルシータ(声楽アンサンブル)、中田 聖子 (チェンバロ)

プログラム
 W.A.モーツァルト: アレルヤ Alleluia
 C.P.E.バッハ : モテット Wq.208
   1.Trost der Erlösung
   2.Der Kampf der Tugend
   4. Die Menschenliebe Jesu
 G.F.ヘンデル : もろびとこぞりて Joy to the world!
 クリスマスキャロル
   O come, o come Immanuel
   Star Carol
   We wish you a merry christmas
 C.モンテヴェルディ : アリアンナの嘆き Lament d'Arianna

☆更に詳しくはこちらをご覧ください。


 12月には、このコンサートのあと、14日にオール・ヘンデル・プログラムでリサイタルも行いますので、リサイタルも合わせて宜しくお願い致します!こちらは日曜の公演で、会場はアンリュウリコーダーギャラリー向かいのritmにて。お昼と夕方の二回公演で行います♪ 詳細は以下の通りです。皆様のお越しをお待ち申し上げております。

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中田聖子チェンバロリサイタルVo.12
「ヘンデルのチェンバロ組曲」

日時: 2014年12月14日(日)
 二回公演
 1st Stage お昼の部: 開演14:00 (開場13:30/終演予定15:00頃)
 2nd Stage 夕方の部: 開演17:00 (開場16:30/終演予定18:00頃)
 ☆未就学児の入場はご遠慮ください
会場: ritmリトゥム(アンリュウリコーダーギャラリー向かい)(大阪)
  [最寄り駅:阪堺電軌鉄道「我孫子道」駅、あるいは、南海本線「住ノ江」駅]

入場料: 両公演共 前売 2,500円、当日 2,700円
出演 : 中田 聖子 (チェンバロ)
プログラム
 G.F.ヘンデル「チェンバロのための組曲集(1720)」より
 組曲 第3番 ニ短調 HWV.428
 組曲 第4番 ホ短調 HWV.429
 組曲 第7番 ト短調 HWV.432
 組曲 第8番 ヘ短調 HWV.433
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☆更に詳しくはこちらをご覧ください。


 ブログの更新が滞ってしまったものだから、複数話題となってしまいますが、先月は石川県にも演奏に伺いました。北陸自体に初めて行ったものだから、主催者さんから事前に伺った最寄り駅から、非常に漠然と「金沢と小松市の間」としか把握していませんでしたが、演奏させて頂いた白山市は非常に自然の豊かなところで、思いがけず自然からの英気を頂けた感覚が致しました。事前に恐竜の化石が出た所に近いらしい、と、ググってみて「ほほぅ」と思っておりましたが、なんと一向一揆の縁の地にも近いらしい、ということを道中の様子で知りました(無知ー!)

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 そして道中近くには、こんな滝も...
寄り道して連れて行って頂きました♪

 普段は地下道やお店の庭(?)の人工滝しか目にしない...(なんと哀れな...)自然の滝を見るのは小学生の頃に行った赤目四十八滝以来かもしれない。自然のマイナスイオン良いものだなぁ、と沢山写真を撮り、ブログにupするぞ!と思っていたのですが、これしか使えるものがなかった...悪しからず。

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 石川には前日入りして、会場お向かいの金澤古楽堂さんでリハをさせて頂きました。
なんと、囲炉裏のある工房...。風情たっぷりでございます。
チェンバロと日本のスタイルの融合、素晴らしい...感嘆致しました。

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 リハをしていましたら、石川テレビさんのクルーが来られまして、演奏出演も少しさせて頂きました。Twitterでは発信したものの、本ブログでは事後報告となってしまいましたが(ごめんなさい)、10/31放送の朝の番組「リフレッシュ」をご覧くださった方いらっしゃるかしら?

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 ↑ 会場周りも自然豊か


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 さて、白山での公演は左のリハ中の写真の通り、今回は一人なのにチェンバロを2台使わせて頂くという贅沢っぷり。丁度公演の10日前が師匠とのデュオコンサートでしたので、2台の楽器がある本番空間は見慣れていましたが、一人で2台を使うのは本当に奏者にとって贅沢以外の何ものでもない。贅沢させて頂く分、弾き分ける技術が問われますが。
 どちらもブランシェのモデルで、一台は囲炉裏の空間にあった2段鍵盤の楽器、もう一台は右の写真の一段鍵盤の楽器。cemb1.jpg
 この日のプログラムでどう使い分けるかを楽器のキャラで分けることに前日リハで決めまして、一段の楽器で、バッハのトッカータ及びゴルトベルクのアリア、そしてルイ・クープランの組曲を、二段の楽器でバッハのパルティータ4番と、フランソワ・クープランやデュフリ、フォルクレの演目を演奏させて頂きました。
因に、今回はありがたいことに製作家の輪島さんが本来素晴らしい調律師さんでもありますので、これまた贅沢に一段を415Hz、二段を392Hzに調律して頂きました。どのピッチで弾こうが、それらは別に演奏上何のウリにもならない、と思っていますが、各ピッチでの響きを大切に音を紡いでいくのが重要である、と思っており、そうして今回も臨ませて頂きました。

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 白山でのコンサートにお越しくださいました皆様、ありがとうございました。
 公演にあたって、金澤古楽堂さんのお近くの皆様の沢山のご協力があったと伺っております。準備にご協力くださった皆様、ありがとうございました!
御来場くださいました皆様とご協力くださった皆様に心から感謝申し上げます。

 そうそう、当日の会場リハを終えたところに、輪島さんいはく「近所の おばちゃん マダム」が入って来られました。なんと会場にお花を生けてくださると仰る。
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 まぁ、ありがたい!
と思っておりましたら、再び現れたマダムの手には柿の枝 !
むろん小さな実を付けた柿の枝でしたが、普段買いに行くお花屋さんではそんなの見かけないので、びっくり致しました。季節感たっぷりのチョイスで大変嬉しい。どれもマダムのお庭で育った素材とのことでした。
 で...終演後、これは写真を撮っておかねば!と思っていたのに、気付けばさっさと撤収されていました...。マ...マダム... ^_^;
 カメラにおさめられなかったのが心残りです。

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 柿の生け花の写真は残念ながらございませんが、
 ←記念撮影その1 : 石川テレビの山本さんもコンサートに来てくださいました。

 ↓記念撮影その2 : 金澤古楽堂の輪島さんも加わって記念撮影

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←終演後に会場からの眺めを撮影したもの

↓工房前の冬桜

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あらゆる意味で日本の良さたっぷりの所で演奏させて頂いてまいりました。
皆様、本当にありがとうございました!