12/3の「J.S.バッハへのチェンバロの軌跡」公演、無事開催。


 12月3日にソロコンサート「J.S.バッハへのチェンバロの軌跡」を無事に開催いたしました。寒い中をご来場くださいました皆様、ありがとうございました。今年もっとも多く公演を行わせていただいたSalon de ぷりんしぱる(が会場でした)の皆様にも大変お世話になり開催することが出来ました。雪女に相応しく、今回もぐっと急に冷え込む日の開催となりました...(苦笑)本当にもう自信持って雪女だと言って良いだろう、本人は思っております。

今回は、17世紀ドイツ語圏の作品を、特にJ.S.バッハに繋がる(と私が解釈している)作曲家たちを取り上げました。このテーマを扱う度に思うことですが、J.S.バッハの作品は素晴らしいものばかりですが、その作品が生まれる背景には、彼の先輩たちに素晴らしい作曲家が沢山いたことが大きく影響しています。毎回「嗚呼、やはり!」と思います。何度も何度も取り上げたいテーマでもあります。そのうちにまた、このテーマのプログラムを演奏しますので、今回聴き逃された方も、次回以降ご都合合いましたら、是非聴きにいらしていただきたいです。


 次のソロの演奏は、2023年3月3日開催の宝塚ベガ・ホールのチェンバロコンサートです。18世紀のフランスのクラヴサン(チェンバロ)音楽を演奏いたします。その中でも「異国」を描いた作品に注目してプログラムを組ませていただきました。取り上げるのは、劇場作品にも長けていた作曲家たち、J.-Ph.ラモー、F.クープラン、J.-N.-P.ロワイエです。このシリーズは、市民のためのコンサートとしての企画の為、(でも、宝塚市民でない方も勿論、お越しいただけます!)、平日お昼の公演ですが、お時間許しましたら、是非皆様、お越しください。尚、1時間ほどのサイズのコンサートです。


いにしえのひびきにのせて
宝塚ベガ・ホール チェンバロ・コンサート
チェンバロで描かれた『異国』
 
異国趣味を背景に生まれた作品を含む、18世紀フランスのチェンバロ作品をお楽しみください。
 
日時: 2023年3月3日 開演14:00 (開場13:30)
会場: 宝塚ベガ・ホール (阪急宝塚線「清荒神」駅下車すぐ)
入場料: 一般 前売 1,000円、当日1,500円
    ☆12/23(金) 10:00より発売
出演: 中田 聖子 (チェンバロ)
 
プログラム
 ・ジャン=フィリップ・ラモー 「《優雅なインド》より序曲」 「ソヴァージュ」「エジプティアンヌ」
 ・フランソワ・クープラン「第27組曲」
 ・ジェセフ=ニコラス=パンクレース・ロワイエ「ザイード」「スキタイ人の行進」ほか
 
お問い合わせ・チケット取り扱い
 宝塚ベガ・ホール Tel. 0797-84-6192 (9:00-17:00 水曜休み)
 オンライン申し込みは、宝塚クリップより可能です。


3/3の上記の公演まで、アンサンブルの公演もございますので、よろしければ、そちらもお楽しみくださいね。
まず、今月まだあります。共演を何度かしているフルートの榎田雅祥さんが率いておられるオルフェオ楽派さんのクリスマスコンサートにも参加予定です。詳細は以下の通り。
 
日時: 2022年12月17日(土) 開演14:00 (開場13:30)
会場: ラ・サーラ・ディ・オルフェオ
    (神戸市東灘区向洋町1-18 リバーモールイースト2F / 六甲ライナー「アイランドセンター」駅より徒歩5分)
入場料: 3,000円
 
プログラム
 M.コレット「クリスマス・シンフォニー」
 J.M.ルクレール「フルート協奏曲 ハ長調」
 G.F.ヘンデル「《リナルド》より 泣かせてください」
 G.F.ヘンデル「《快活な人、沈思の人、中庸の人》より 優しい小鳥」
 G.F.ヘンデル「《メサイア》より 大いに喜びなさい」
 
お問い合わせ
 ラ・サーラ・ディ・オルフェオ Tel. 090-5970-4114