3月はチェンバロデュオで異端の音楽でした

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すっかり桜の時期も過ぎてしまいましたが、
3月5日に大阪 島之内教会にて
「Cembalo & Cembalo 異端の音楽」を
無事に開催することができました。
ご来場くださいました皆さま、ありがとうございました。

この公演、第15回のリサイタルのスペシャルコンサートとして、前半にソロ作品を、後半にはゲストに師匠の北谷直樹先生をお迎えしてチェンバロデュオ作品を演奏させていただきました。チェンバロデュオということは、チェンバロが2台必要...師匠とのスケジュール調整はもちろんのこと、公演実現にまで楽器を含めた色んな調整が必要で、やっとやっと実現することが出来たプログラムでした。久保田チェンバロ工房のご協力、そして、調律の佐久間さん、牧田さん、スタッフのみなさま、そして、色んな方に応援してもらって出来た公演です。

 前日のリハの時に、久保田工房の力作の凄さと北谷師匠の技術と表現力が加わって凄まじい迫力の色に、チェンバロってこんな凄かったんだ!!!と改めて感じ、過去に(若い頃に)模索したものの諦めかけていた「聞いて欲しい鍵盤撥弦楽器デュオ」の世界を伝えられる!と更に本番に向けてのエネルギーにアクセルをかけて臨みました。ご来場くださった皆さまから、感想のメールやメッセージを沢山いただいたのですが、師匠との演奏を皆さん興奮するほどに楽しんでくださったようですが、私自身もエキサイトしたその興奮と共に、多くの方のご支援あって実現出来たことをひしひしと感じた公演でした。関係者の皆さま、本当にありがとうございます。
 今回弾かせていただいた久保田工房の楽器は、しっかりした鳴りの新作楽器と、反応抜群の経年の練られた鳴りの楽器と、どちらも素晴らしい楽器で2つの楽器の良さの違いを感じながらの公演でもありました。又、偶然にも弦楽器の職人さんが何人かいらしてくださっていて、あとで「このような弦楽器版を作りたいと思った」というお話も伺って、おおっ!と思った公演でもありました。

 ご来場くださいました皆さま、関係者の皆さま、ご支援・応援くださった皆さま、そして沢山の力をくださって素晴らしい音楽空間にしてくださった北谷直樹先生ありがとうございます!
 そう遠くないうちにLive感満載のチェンバロデュオのプログラム第2弾を行えるように頑張って参りたいと思います。

 今後とも、皆様どうぞよろしくお願い申し上げます。