若き頃の記憶

5月も末に入り、6月の池田でのコンサートの準備も詰めに入っています。先日より白木氏との合わせ(練習)も日を詰めて行っています。
今回のコンサートでは、アンサンブルもソロも殆どが(プログラム曲6曲中の4曲が)昔からよくやっている曲なのだけれども、「昔からよくやっている曲程難しい」ということを感じます。
勿論、読みが長年やっていると深くなり、最初は見えない様々な難しさが襲ってくる
のは事実です。しかし、それとはまた別の難しさがあって、自分の演奏スタイルや表現方法はいつまでも昔のままではないので、若い頃に体に叩き込まれた曲程、難しさが生じるという奇妙な現象が起こります。
若い頃に習得したものは体に染み付いているから、いつでもすぐに記憶が蘇るよ、というのはよく聞く話ですが、記憶がマイナスになることもあります ^_^;
しかし、そういう難しさに直面することは、自分がどう昔と変わったのかを把握するチャンスにもなるので、それはそれで意義あることだなぁと感じる日々を過ごしています。

(ちょっと真面目な話をしてみました)