あけましておめでとうございます


皆様、あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

年末12/27、滋賀県大津市のフィガロホールで演奏していました。コンサートにご来場くださいました皆様、ありがとうございました。

前日の会場リハで到着してみたら...チェンバロのKeyが下がらない...(絵文字を入れるなら一択「ムンク」!!) うわー、どうしようか...と思いましたが、出来る限りのことをするのが私の仕事です。出来る限りのこととは、すなわち、物理的な問題があっても指で作る音でなんとかすることと、物理的な問題を解消することの2つです。調律師さんがいらっしゃったら、後者をその場で可能な範囲でお任せして、前者が私の仕事...と分担出来るのですが、今回は調律師さん不在公演のため、出来る範囲は狭くなりますが後者も試してみなければなりません。
幸い本番当日のゲネプロ前での事態ではなく、本番は翌日なので、物理的解決のための時間は少しあります。鍵盤を引き出してみれば、やはりキーバランスが取れていないものがありました。又、一緒に楽器のことを見てくれていた共演者のオーボエの中根さんが、隣のキーと接してしまっているキーがあることも見つけてくれました。物理的解決のためにはペンチを用いての作業も必要だったのですが、道具使いに不器用な私に対し、中根さんは道具使いがお得意!!で、かなり助けていただき、準備を整えることが出来ました。中根さん、本当にありがとうございました。
しかし、極度の乾燥もあり、2段鍵盤のフルレジスターの楽器ながらも、8フィート弦1本だけで演奏することを選択して今回は臨ませていただきました。
モダン楽器のアンサンブルの公演で、フルメンバーの演目は、オーボエ2本にヴァイオリン、チェロ、ソプラノのバッハのカンタータのアリアという公演でしたが、8フィート1本でも演奏が可能だったのは、兎に角よく鳴る箱を持つチェンバロであり、又、素晴らしい響きのホールであったことにも大いに助けられました。
全てがスムーズに進んで何の心配もなく安心して臨めるというのもとても気持ちが良いものですが、何か難所があって臨む演奏というのも実は楽しいです(笑)
2019年はその公演が弾き納めでした。


2020年は、1/26に神戸のラ・フルート・アンシャンテさんのサロンで開催するリサイタルから演奏を始めます。J.B.A.フォルクレの5つのクラヴサン組曲の全曲演奏会です。お時間ございましたら是非いらしてください。皆様のお越しをお待ちしております。
又、2月には13日に大阪 Salon de ぷりんしぱるにて、オーボエの小林千晃さんとのデュオBIP! (Barocco Impression Plus!)のコンサートも行いますので、こちらも是非いらしてください。
BIP!のYouTube Channelもできていますので、よろしければご覧ください。第1段は告知を喋っています。

それから... みなさんからご覧いただいた際の見た目はあまり変わっていないと思うのですが、昨年からウェブサイトのリニューアル作業に入っています。色々ネットのルールも少しずつ変わっていっていまして、それに沿ったリニューアルの作業をしています。もうだいぶ前からPCからではなくスマホからの閲覧が主流となり、「スマホから見る」ことを前提に作らなければいけない時代になっています。勿論かなり前にその対応はしていたのですけれども、よりご覧いただきやすくする作業をしています。サイト関係はご存知の通り本職ではありませんので、時間のある時に少しずつ進めているので、しばらく迷路のような状態になるかもしれませんが、Topページに戻っていただけたら、きちんと辿りつくようにはしていますので、ご不便をおかけしますが、しばらくは何卒ご了承いただけますと幸いです。
そんなことで昨年は更新頻度が下がっていたのですが、ブログのシステムもサーバーの大家さんに新しくしていただき、昨日一気に移行もさせました。モバイル更新もスムーズになりそうなので、今年はもう少し色々書けるかな...と思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。