ソロコンサート「イタリアの輝きと歪み」無事開催いたしました。

10月に入り漸く大阪も秋らしくなってまいりました。先月9/26に大阪肥後橋のSalon de ぷりんしぱるさんにて、ソロコンサート「チェンバロの時間 --イタリアの輝きと歪み--」を開催いたしました。まだややこしい状態の中、お越しくださいました皆様、ありがとうございます。又、ぷりんしぱるのスタッフの皆様も、お世話になりまして、ありがとうございました。 きっと、こんな時期でもいらしてくださる方は、本当にチェンバロやチェンバロ音楽にご興味を持ってくださっている方だろうな...と思っておりまして、今だからこそ是非ともお聴きいただきたい作品を集めて演奏いたしました。

調律法はチェンバリストにとっては楽器選択のような道具選択にすぎないのですが(過ぎないものですが、演奏道具なので勿論演奏者にとっては大変重要です)、今回スタンダードなミーントーンの響きの魅力というのもお伝えしたいことでした。古楽器の公演でもあまり積極的には使われない音律なので、聴きなれない方も多かったと思うのですが、じっくり皆さんに耳を傾けていただけたことにも感謝申し上げます。

この日のためのプログラムノート(曲目解説)はNoteにupしています。
プログラムノートも入場料の一部に含まれていますので有料公開ですが、
ご興味あられましたら御覧ください。

10月もSalon deぷりんしぱる さん にて演奏いたします。
直前のご案内ですが、10/16の公演です。
フルートのベテラン演奏家 榎田雅祥さんのヴェルサイユピッチの
フラウト・トラヴェルソ(バロック・フルート)と共に
「宮廷の音楽」を取り上げるアンサンブルのコンサートです。
オトテールやフリードリヒ大王の作品をとりあげます。
バロック・チェロは栂亜友美さんで、彼女とはマレの作品を演奏します。
チェンバロ独奏ではフランソワ・クープランの第13組曲を演奏します。
そう、ブルボン家の紋章を暗示する「百合の花開く」を含むオルドル(組曲)です。
お時間ございましたら、是非いらしてください。

中之島楽友協会 第14回サロンコンサート
OSAKA BAROQUER'Z 「宮廷の音楽」

ヴェルサイユ宮殿で王室付きフルート奏者として活躍した
オトテール、そしてフリードリヒ大王自身が作曲したフルート曲を
当時の宮廷ピッチで演奏します。

日時 : 2020年10月16日(金) 開演19:00 (開場18:30)
会場 : Salon de ぷりんしぱる
 (大阪メトロ 四ツ橋線「肥後橋」駅 3番出口より西へ徒歩4分)
 [大阪市西区土佐堀1-6-5二口ビル2F]

入場料 : 3,500円 (自由席30席限定)

出演
榎田 雅祥 (フラウト・トラヴェルソ)
栂 亜由美 (バロック・チェロ)
中田 聖子 (チェンバロ)

プログラム
J.M.オトテール : 組曲 第3番 op.2-3
M.マレ : ヴィオル曲集 第4巻より「アメリカ女」
F.クープラン : クラヴサン曲集 第3巻 第14組曲より「恋の鶯」(Fl + Cemb)
F.クープラン : クラヴサン曲集 第3巻より 第13組曲
フリードリッヒ大王 : フルートソナタ ト長調

お問い合わせ・ご予約は Salon de ぷりんしぱる へお願いいたします。
 Tel. 090-1761-3263 E-mail salon@fpc.jp

---

それからもう一つお知らせ。
10月からメールマガジンを始めます。
チェンバロまわりのお話がメインの読み物メルマガ(無料)です。
チェンバロやチェンバロ音楽にご興味ございましたら、是非ご登録ください。
詳細と登録及び解除手続きについてはこちらをご覧ください。