チェンバリスト中田聖子のオフィシャル・ウェブログ
 

2007年11月アーカイブ

2007年11月のTagebuch(2)

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15. Nov. 2007「Ik ontmoet het klavecimbel.」

再び11/24のリサイタルで使用するチェンバロに会いに行って来ました。打ち合わせも兼ねて。
今日はそのエムシュ(チェンバロ)の新たな可能性を感じることが出来ました。正確には、まだその「可能性」を私が知らなかった=それだけの技術が今まで無かった... ということですが。各々の楽器の持つ新しい面(=可能性)を奏者として感じられる瞬間ほど、幸せなことはない。
当日、それほど寒くもなく、異常に熱い秋にもならないことを願っています。

P.S. 大阪も、夜は少し冷えるようになってきました。




16. Nov. 2007「リサイタル 2007 J.S.バッハ パルティータ全曲演奏会」

ぽつぽつ、お話をしておりますが、又、既に演奏会の詳細ページも設置済みなので、皆様ご存知かと思いますが、今年のリサイタル(in大阪)は、昨年のオール・バッハ・プログラムに引き続き、J.S.バッハの「パルティータ」全曲演奏会の形にて開催させて頂きます。
日時は、11/24(土)18:30開演です。会場は、大阪 谷町四丁目にあります、日本福音ルーテル大阪教会にて。
お近くの皆様も、遠方の皆様も、是非お越し下さい! お待ちしております♪

Art of J.S.Bach ... Sechs Partiten

中田 聖子 チェンバロ・リサイタル2007
J.S.バッハ「パルティータ全曲演奏会」

・2007年 11月24日(土) 開演 18:30 (開場 18:00)
・会場 : 日本福音ルーテル大阪教会
・入場料 : 3,000円 (全席自由)

Program
J.S.バッハ「6つのパルティータ」BWV 825-830(全曲)
Erster Teil der Klavierübung, BWV 825-830

Performer... チェンバロ 中田 聖子


J.S.バッハにとって初の出版作品となったとされる6つの組曲「パルティータ」。
バロック期の鍵盤組曲は、舞曲を組み合わせて構成された作品ですが、彼の生きた時代は、舞曲が実際に踊られるものから、純粋器楽曲としての鑑賞曲へと移り変わって行った時代でした。数多くの「組曲」を書いたJ.S.バッハですが、中でもこれらのBWV825-830の「パルティータ」が最も舞曲形式にとらわれない自由さを持っています。フリーなスタイルの中には、彼の技法やセンスが凝縮されています。
パルティータ全曲演奏において、彼の描いた鑑賞舞曲の数々をお楽しみ頂ければ幸いです。

Comment by Seiko NAKATA, Cembalist


2007リサイタルフライヤー画像




19. Nov. 2007 「ギョッとしてしまいました」

ベーゼン買収... ギョッとしてしまいました。学生時代、ベーゼンドルファーのピアノが好きだったし、お世話になったので、本当にびっくり...。
私の友人たちも、少なくともピアノの同級生たちは仰天しているんじゃないか... と思うんですが、現時点で某SNSでは意外に騒がれていなかった ^_^; これから波及していくんですかね。
チェンバロ奏者の一人も、ベーゼンがどうなるのか心配しております。




22 Nov. 2007「脳内変換 or 指先変換 ?」

以前にも(前のweblogの時に)この種のお話は書いた気がするのですが....
先日、リサイタルのプログラム・ノートを書いていました。 普段、文書には曲目タイトルや舞曲名は原語で打っていくのですが、 プログラム・ノートには、カナ書きが基本。そうすると、もうメチャクチャなんです ^_^;

例えば、「ジーグ」と打ちたいのに、「ギーガ」となってしまったり...

 ☆ 原語で綴りが 「Gigue」
  「ジーグ」とローマ字打ちするには、
  「zi」+「Shift -」+ 「gu」とせねばならないところ、
   つい「Gi」+ ・・・ とKeyを打ってしまうのです。

脳内変換なのか指先変換なのか...。 だから、打ち間違いが非常に多く、もの凄く文書作成に時間がかかってしまうのです... 。 (・・・言い訳のつもりではありません)




25. Nov. 2007「御礼申し上げます」


日本福音ルーテル大阪教会での「J.S.Bach パルティータ全曲演奏会」のリサイタルを本日開催することが出来ました。
連休の中日、お忙しい中をお越しくださった皆様、遠方からお近くからいらしてくださった皆様、そして遠くから応援頂いた皆様、どうもありがとうございました。
これからも演奏研究に励んでまいります! 今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

From 中田 聖子

2007年11月のTagebuch(1)

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1. Nov. 2007「心おもむくままに」

 11/24はパルティータ全曲演奏会! 皆様よろしく!
 ... いえ、決してアピールの為の日記を綴ろうと思った訳ではございません(笑)時間が経過するのは早いなぁと思ったものですから、書き留めておこうと...。
 今日言われて初めて気づきました... ハロウィンだったんですね。また今年もカボチャのお菓子を買い逃してしまいました ^_^; 当時のblogで書いた記憶もあるのですが、オランダ語1年目のクラスを担当してくださったC先生が、ハロウィンの後の授業で、ハロウィン・パーティーのお写真を見せてくださいました。仮装してのパーティー、美人のC先生は、悪魔に変装しておられましたが、非常に可愛い悪魔さんだったのが、印象に残っています。
日本人には、テーマパーク・イベントを除いて、(私は大阪在住ですが、テーマパークUには行ったことがないゾ)馴染み薄い行事な気がしますが。
 毎年、この時期になるとスケジュール帳を買わなくちゃ! と思い始めます。文明の利器は活用したいが、キカイを信用していないのでスケジュール管理は、古風に手帳を使っております。まだ色々検討中ですが、そろそろ来年のが無いと困り始めています。併用はしているんですが...1月始まりの手帳と、7月始まりの手帳を。
 今年も残すところ、60日程なのですね。




6 Nov. 2007 「Cembalo」


チェンバロ... ここ1-2年、もはや多くの人に認知されていると感じていたのは、大いなる勘違いであったようです...(T_T) 偶々、ここ最近出会った人たちが、バロックに興味を持っておられただけであったらしい...。

チェンバロ奏者であると自己紹介した際、以前は、よくこんなやりとりがあった。

「あー知ってます、知ってます、大きな楽器ですよね」
はい、そうです。あ、ご存知なんだ♪
「弦楽器ですよね?」
弦は確かに張ってあります。ん? あちゃちゃ、チェロと間違われている... ^_^;

最近、本当に、このやりとりは減っていたのです。
が... マイナーな楽器は、一般に「ひとくくり」にされてしまっているという現実を目のあたりにした...。

事例: 1
「チェンバロ... あー叩く楽器ですよね、弦が張ってあって」
それはツィンバロンです・・・。

事例:2
「チェンバロって、横幅、これくらいですよね、ピアノより大きくなくって」
はいはい、そうです♪
「手、空中で動かして音出すんですよね。不思議な楽器ですよねー」
え? もしかして、それってテルミンのことなのでは??

チェンバロの認知度って... まだまだ低いのですね... (遠い目)
頑張らねば!!




8 Nov. 2007「またまたタイトルはチェンバロ」

11/24のリサイタルで使用する楽器の「弾き込み」に行って来ました。「弾き込み」の具体的な内容は、楽器の調整の打ち合わせと、楽器と奏者が仲良くなることと、当日コンディションの良い状態で鳴ってもらえるように、楽器にウォーミングアップして貰うことが目的。今回は、2年前の同会場でのリサイタルでも弾かせて頂いたエムシュ (D.J.Way&M.Ducornet製作)を使用します。「鳴り」が気に入っているチェンバロです。去年はサロンコンサートで毎月共演していたのですが、今年に入ってからは初めての対面。楽器は私を覚えてくれていたようで嬉しいです。

hemsch.jpg

お借りする楽器屋さんが所蔵のもう一台のエムシュと、ルッカス-タスカンも弾かせて頂きました。色々な楽器と出会えることは、奏者として嬉しいことです。ルッカス-タスカンの方は、個人的には、とても好きな音でしたが、演奏会で弾きたい楽器と言うよりも、一人の人間としてプライヴェートで楽しみたい音でした。
これからも色々な楽器と出会えるように、頑張ってまいります。




9. Nov. 2007「謎がとけた」

よく行くイタリア料理店の壁に、明らかにワインの箱と見える木箱があるのですが、そこに「FRESCOBALDI (フレスコバルディ)」と印打たれていまして、ずっと気になっていました。
ワイン好きの方には、きっと当たり前の銘柄なのかもしれないですが、乾杯くらいしか出来ないノン・ドランカーの私には、未知のもの。
やたら広告メールが届くのですが、不覚にもタイトルに目が止まってしまい、アクセスしてしまいました。そして、謎が解けた。やっぱりちゃんとあったんですね、ワインFrescobaldiは!
http://www.frescobaldi.it/

[後日談 : この記事を書いた頃は、ワインのことを全然知りませんでした。ノンドランカーな為、テイスティングぐらいしか出来ないのですが、最近はFrescobaldiが登場する会食の機会が多いです。(2012.Sept) ]

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