チェンバリスト中田聖子のオフィシャル・ウェブログ
 

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Vivaldi、そして10月は...

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 先日9/27は夙川カトリック教会で室内合奏団THE STRINGSさんとのヴィヴァルディ公演でした。THE STRINGSさんの「Il cimento dell'armonia e dell'invenzione 和声と創意のへ試み」の全曲演奏会の第2弾の公演でした。
第1回と同様、何故かゲスト出演なのに、MC(解説と進行役)を仰せつかる...。MCが上手ければ良いのですが、ソロの時はともかく(否、ソロの時も思うのだけれども)やはりこういう時に、良い声で聞きやすいMCをしたいな、と思います。司会のプロではないので、その辺りの気配りがどうしても二の次になってしまうのが現状ですが...。

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 ← 写真はリハの様子です ↓

 今回コンティヌオ・パートこと賑やかし要員は、亀井さんのリュート(テオルボ)と共に...。

 リュートはやはり典雅な音色の楽器です...(しみじみ)

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 9月も末とはいえ、まだまだ暑さ残る中、御来場くださいました皆様ありがとうございました!!

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 さて、今月10月は、地元関西での演奏はお休みですが、東京と石川県へ弾きに行かせて頂きます!!

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 まず10/16(木)に東京です。スイスにおられる師匠の来日公演で、チェンバロ・デュオの演目を演奏させて頂きます。又、ヘンデルのアリアも2台のチェンバロで楽器隊で奏でます。
 詳細は以下の通り。

 「花咲く百合 Les Lis naissans」
日時: 2014年10月16日(木) 開演19:00 (開場 18:30)
会場: ルーテル市ヶ谷ホール
入場料 : 前売 5,000円、当日 5,500円
出演 : 北谷 直樹 (チェンバロ)、中田 聖子 (チェンバロ II)、鷹山 美緒(ソプラノ)

プログラム
・J.S.バッハ : 2台のチェンバロのための協奏曲 ハ短調 BWV1060
・A.ソレル : 2台のチェンバロのための協奏曲 ト長調
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・G.F.ヘンデル : オペラ「エジプトのジュリアス・シーザー HWV17」より クレオパトラのアリア「辛い運命に涙溢れ」
・G.F.ヘンデル : オペラ「アルチーナ HWV34」より モルガーナのアリア「帰ってきて、喜ばせて」
(☆中田聖子演奏曲目のみ表記。全プログラムはフライヤー画像をご覧ください)

お問い合わせは、チェンバロサロンBergamio(ベルガミオ) Tel. 050-3563-2046 E-mail info@bergamio.com へお願い致します。(☆中田聖子及びKLAVI宛に御連絡頂いた場合も、ご予約手配にあたってベルガミオさんんへ御連絡先をお伝えします、ご了承ください。)


 東京方面の皆様は勿論のこと、全国からの御来場をお待ちしております!!関西からの鑑賞ツアーも是非とも宜しくお願い致します! (こらこら)
 皆様の御来場を心よりお待ち申し上げております♪


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 そして10/26(日)は、石川県へまいります。ソロコンサートをさせて頂くことになりました。演奏で北陸へ伺うことは勿論、私が北陸へまいりますのも実は初です。それ故に遠征が非常に楽しみでもあります。
 ブランシェ(18世紀フレンチ)を弾かせて頂けるとのことなので、多くの皆様が想像される(と思う)「チェンバロらしい音」をたっぷり聴いて頂けるようなプログラムを用意しました。
 詳細は以下の通りです。

「チェンバロコンサート」
白山の麓で作られている美しいチェンバロの音色を是非楽しんでください♪
日時: 2014年10月26日(日) 開演14:30 (開場14:00)
会場: 白山ろくテーマパーク吉岡園地ホール;(石川県白山市河内町吉岡89)
入場料: 一般 2,000円、学生 1,500円(ドリンク付)
出演 : 中田 聖子 (チェンバロ)

プログラム
・J.S.バッハ : トッカータ ホ短調 BWV914
・J.S.バッハ : ゴルトベルク変奏曲より アリア
・J.S.バッハ : パルティータ 第4番 ニ長調 BWV828
・ルイ・クープラン : 組曲 in g
・J.デュフリ : 三美神、ル・ブロンブル、シャコンヌ
・J.B.A. フォルクレ : ラ・ラモー、シルヴァ、ジュピター

お問い合わせ・ご予約は、 金沢古楽堂(担当 輪島)Tel. 090-9446-8068 E-mail goldenwajima@gmail.comへお願い致します。
(☆中田聖子及びKLAVI宛に御連絡頂いた際にも、ご予約にあたって金沢古楽堂さんへ御連絡先をお伝えします。ご了承ください。)


北陸の皆様、是非いらしてくださいね!!
こちらも関西からの鑑賞ツアーもお待ちしております(こらこら)

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 先日9/2はベガホールでのコンサートでした。3月にもこちらで演奏させて頂きましたが、今回は、バロック・ヴァイオリンの河内知子さんと共にJ.S.バッハ・プログラムをお届け致しました。まだまだ暑い中を御来場くださいました、皆様、ありがとうございました。そして、ベガホールのスタッフの皆様もお世話になり、ありがとうございました。
 今回もMCを挟みつつ進行させて頂きました。時折何故だかバロックの弦楽器について私が話さないといけないこともあり、当然、ヴァイオリンを弾けないのに解説など出来る訳がなく、いつもしどろもどろで話をしていますが、河内さんは自作の楽器を弾かれている方なので、普通の奏者以上にご存知の筈! これはもう彼女の話を聞くべきでしょう!という訳で、「現在の(モダンの)ヴァイオリンとバロック時代の型のヴァイオリンとがどう違うのか」お話頂きました。つまり、私が彼女の話を聞きたかったからお願いしたのですが、さすが分かりやすい解説で聞き入ってしまった瞬間もありました。
20140902bega2.jpg私の方からは、 今回のプログラムで伝えたかった「バッハのヴァイオリンソナタにおけるチェンバロの二種類の演奏」について少しお話させて頂きました...が、伝わったかな?? つまりは「通奏低音楽器としてのチェンバロ」「旋律楽器とオブリガートチェンバロとしてのチェンバロ」ソロではパルティータの4番を弾かせて頂いて「独奏のチェンバロ」の3つをお届けするのが、私自身のテーマでした。
 12月にもこちらでまた演奏させて頂く予定です。次はヴォーカル・アンサンブルのアンサンブル シータさんとの共演です(12/2 14:00より)。12月も宜しければまたベガホールにお立ち寄りくださいませ。
 そして、その前にも各地で色々公演があります。まず9/27(土)14:00より夙川カトリック教会でTHE STRINGSさんとA.ヴィヴァルディ公演 第2弾、そして10月は10/16に東京 ルーテル市ヶ谷ホールでのスイスの師匠 北谷直樹氏のコンサートに2台チェンバロデュオで出演させて頂きます(19:00開演)。又、10/26には初北陸地方になります、石川県の白山ろくテーマパーク吉岡園地ホールでのソロ公演(14:30開演)。またこちらのブログやConcert Scheduleのページで詳細をお知らせしていきますので、お近くの方は是非いらしてくださいませ。

DSC00056.jpg 先日7/12に島之内教会において、リコーダーの井上佳代さんとのコンサート「イタリアへの憧憬」を無事に開催することが出来ました。
 暑い中を御来場くださいました皆様、ありがとうございました。そして、今回の公演も様々な方の応援やご協力があって出来た公演でした。関係者の皆様にも厚く御礼を申し上げます。
 この「xxx憧憬」シリーズ、今回で3回目を迎えまして、私たち自身の作曲家やその作品への憧れと、恐らく作曲家たちもそれぞれの想いを当時もっていたであろうその「憧憬」に想いを馳せ乍ら演奏に臨んでいます。
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今回はイタリアの作曲家をテーマにプログラムを組みまして、F.マンチーニ、F.バルサンティ、B.マルチェッロらのソナタ、又、A.コレッリのヴァイオリン・ソナタのリコーダー版、井上さんのリコーダー独奏でA.ヴィルジリアーノのリチェルカーレ、私のチェンバロ独奏でB.ストラーチェのトッカータとチャッコーナを演奏致しました。正直なところ、コンティヌオ(通奏低音)奏者としては、イタリアの作品を演奏するのが最も好きだったり致します。和音(和声)の移り変わり、その色彩が面白い。
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 井上さんがMCでも話してくれていましたが、今回のプログラムを組んで個人的(我々的)に興味が出てきたことがありました。F.マンチーニのオペラを聴いてみたい、ということ。「何が・何処が」というと話が長くなるので割愛しますが、彼のソナタには「うんうん、やはり劇場の作曲をしたかったのね」というスピリットを嫌でも感じてしまいます。音楽家の身分としてはあまり望みに恵まれた方ではなかったように思いますが、そこも含めて、これまで以上にマンチーニのオペラに興味を持ってしまいました。マンチーニのオペラ普及活動なんぞがあれば携わりたいところです。
 私も少しMCをしましたが、井上さんよりも声量がないので声が届きにくかったかもしれないので、話していたことを記載しますと、プログラムの終曲のB.マルチェロのシャコンヌと対比させたくて、B.ストラーチェのチャッコーナを選曲。フランスには多いけれども、イタリアのチャッコーナのチェンバロ作品は全体率から見るとそれほど沢山はない...ので是非とも弾こうと思いました。
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しかし、この頃のチャッコーナの持つ性格が性格なので、今回は教会でのコンサートですので、これだけではちょっと...と思いまして、「聖なる」要素をもつトッカータも弾くことにしたので、リコーダーファンがお客様に多い中、少々長めのチェンバロソロをお聴き頂く選曲となりました f^_^; むろん、トッカータが必ずその要素をもつ訳ではありませんが、ストラーチェの2つのトッカータのうち、今回選曲した方には実はCROSSが見えています...(現時点での視点だが.../詳説割愛)。
ここで裏話(?)ですが、このソロを弾く直前の私の謎の行動、即ち、井上さんの譜面台から譜面隠しを奪う行動の訳ですが、はーい、いつも置いているA3×2の面積の譜面台紙を忘れてきてしまったのでした...。何か荷物が少ない、という気はしていたのですが f^_^;
 DSC00073.jpgストラーチェのチャッコーナに関して、久々に裸眼では全く役立たない楽譜、即ち、縮小して切った貼ったをして作る本番用楽譜を作った、つまりは、やたら大きな楽譜なので、台紙なしには非常に厳しい物理的状況...。「厳しい物理的状況」はドソロのみでしたので、井上さんの楽譜隠しをお借りすることで乗り切ったのでした ^_^; 台紙は...忘れてはならない意識を殆ど持っていなかったので、暑さでやられたみたいです...(言い訳)。
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 さて、今回演奏させて頂いた島之内教会は、繁華街心斎橋・島之内のド真ん中にあるレトロ建築で、写真の通り、有形登録文化財に指定されています。一帯は第2次世界大戦中に焼け野原になり、戦火に遭った為、現在の建物は戦後のものですが、やはりレトロ建築好きとして、ここで演奏させて頂けるのは本当に幸せなことでした。何度かコンサートなどで足を運んでおり、最初に足を運んだのは幼稚園の頃のピアノの先生のコンサートだったと記憶していますが、その頃から頭の片隅で気になっていた建物でした(さすがにその頃、レトロ建築好きだという認識は持っていませんでしたから...)。
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 そんな会場でのコンサートだったからだと思いますが、非常にしっかりしたカメラを持っておられたお客様がちらほら...終演後、大撮影会が始まってしまいました。この記事の写真も、2枚目の「会場の様子」を除き(これは私のiPhoneで撮影)、全てお客様に撮って頂いたものです。
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そして大撮影会の様子も撮られていたので(笑)面白いので最後に掲載しておきます(笑)この写真で大撮影会している方は、演奏活動を始めた頃にお世話になっていたホールの元事務局長さんだったりします。皆さん、ありがとうございました!!

IMG_1085.jpg 先日6/26はritmさんにて、リコーダーの井上佳代さんとのコンサートでした。御来場くださいました皆様、ありがとうございました。
11:00からと14:00からの二回公演で、午前公演はゆったり聴いて頂けるような席数でしたが、午後公演はなんと満席...。平日の日中公演での席数予測を上回って少々驚きました。
やはりこの時期、気になるは...気象です。降らないでほしいな...と井上さんと願っていたのですが、なんとか我々が帰途につく頃までは、もってくれました。時期が時期だけに、ちょっと調律に苦心しましたが...^_^;
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初めて弾かせて頂いた会場でしたが、リハの時の印象通り、弾きやすい空間でした。

アンリュウリコーダーギャラリーのスタッフさんが公演中の写真を撮ってくださっていたので(ありがとうございました!)、写真で公演報告を致します。

←演奏風景。

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↓ リコーダー曲は井上さんのMC、チェンバロ曲は私のMCを交え乍ら...


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↑ ソロ曲演奏中♪

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終演後、リコーダー製作家の竹山さんの奥様と共に記念撮影→

さて、来月は同じコンビで、大阪島之内教会でのコンサートです。今度はイタリア作品がプログラムテーマです! 7/12(土)14:30開演です♪
ご都合つきます方は是非いらしてくださいね♪
詳しくは公演情報のページをご覧ください。

7/12のチケットのお問い合わせ・ご予約はinfo@klavi.com
又、アンリュウリコーダーギャラリーさんの店頭でもチケットをお取り扱い頂いていますので、店頭にてお求めも可能です。

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 江古田(練馬区)のチェンバロサロンBergamioのオープニングコンサートが無事に終わりました。御来場くださいました皆様、ありがとうございました!!

 久々のルドゥーテ仕様のチェンバロでの演奏...ルドゥーテのミュージアム・プロジェクトでは、18世紀フレンチに限定したプログラムしか演奏しないコンセプトで行ってきました。それ故、ごくごく限られたチェンバロ音楽の部分...つまり、世間一般的に広く知られている「とにかく美しいチェンバロ(の音と音楽)」また「現代日本人はもはや忘れてしまった宮廷の時の流れ」に特化した面しかご紹介することが出来ませんでした。この一面に特化して演奏していくことは、とてもとても大切なことだと思って臨みました。

 しかし、その一方で、チェンバロ初聴きの方に上記の一つのイメージだけをもたれてしまうことには、日々懸念している考えももっております。ですので、今回は限られた時間に限界はあるけれども、チェンバロ音楽の様々な面をご紹介したいと思い、18世紀だけでなく17世紀のフランス作品、17世紀のイタリア作品、17世紀のイギリス作品、18世紀のドイツ作品を「チェンバロでプチ各国巡り」として演奏させて頂きました。

 正直なところ、こういうコンセプトでプログラムを組むと、メインディッシュがどれなのか不明なプログラムになりがちなのですが(苦笑)、意図していた部分は伝わった旨のご感想を頂けて、ホッとしているところです。

 3月末に出来たサロン...というよりも正確にはスタジオですが、歌手なのにチェンバロを愛するオーナーの鷹山さんらしく、チェンバロの王道イメージ(なんだそれ?)に相応しい空間です。

 鷹山さんセレクトの雑貨も普段は置いているようです。なかなか素敵なものがありましたよ(^^)

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 コンサートには友人でありチェンバロ&フォルテピアノ奏者の水野直子さんがかけつけてくれました(^^) いつも上京の際に再会を...と願いつつもバタバタ紀行で時間がなくて、なかなか叶わなかったのですが、なんとなんと、9年ぶりの再会なのでありました!!ラテン気質の(?)直子さんは、9年前と変わっていなくて、とてもとても嬉しい再会でした!!

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打ち上げでの一枚は、豪華メンバー(笑)
左からルドゥーテ仕様のチェンバロを製作した久保田彰さん、
水野直子さん (チェンバロ&フォルテピアノ奏者)
私 (チェンバロ奏者)
鷹山美緒さん (サロンオーナー&ソプラノ)


 そして、コンサートの前日と次の日に、サロンでのレッスン会を設けていただいていたので、少しチェンバロのレッスンをしてきました。

 皆さんにチェンバロに興味を持って頂けることは、本当に嬉しいことです。

 楽器経験のない方もどうぞ!と募集してもらっていたのですが、自称(!)楽器経験のない方も、お一人来られて、チェンバロの音を出すことを楽しんで(?)頂きました。

 私にとっての現在の最年少の生徒さんは、久々のレッスンになってしまったのですが、その間に随分お姉さんになっていて、手の骨格も出来上がっていた。単発レッスンでは、J.S.バッハからモーツァルト(!)、ボワモルティエにC.P.E.バッハ...

 関西でもそうだけど、やはり弾いてみるとなると、18世紀に偏るんだなぁ...と思いましたので、17世紀作品をはじめとする古いものをどんどん広めなくては...と改めて思った次第です。

 日頃から言っていますが、色々なチェンバロ音楽を、一人でも多くの方に知って頂ける機会を作っていこうと考えています。その為の色々な方法が必ずある筈なので、あれこれ試行錯誤していきたいと思います。

 皆様、これからもどうぞ宜しくお願い致します。

ベガホールにて

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 先日3/4、宝塚のベガホールのチェンバロ ロビーコンサートの演奏をしてまいりました。
 ご来場くださった皆様、ありがとうございました。

 数日前には暖かな関西となり、春の訪れを感じさえしましたが、前日からまた少し寒くなり、イヤ是ハ雪女ノ仕業デハナイゾヨ、と思いつつ、お聴き頂いている最中は足下が皆さん寒かったのではないか、と心配だったのですが、大丈夫だったのかしら...こういう話をすると、冬は「一番薄着はアナタだ」と言ってくださる方が居てホッとはしますが、演奏者は結構熱を発しておりますもので f^_^;
 平日昼間にも関わらず、90名以上の方にお越し頂いたようで、立ち見の方もおられて、立ち見は一時間お疲れであったろうと大変申し訳なく思っている次第です。

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 今回は一時間程のステージでしたが、前半をJ.S.バッハから選曲、後半はフランス作品からJ.デュフリとJ.B.A.フォルクレの作品を選曲してプログラムを組ませて頂きました。このチェンバロ ロビーコンサートは、市民の方々のためにベガホールが企画されており、よく知られているJ.S.バッハの作品に耳を傾けて頂くことは勿論のこと、バロック音楽ファンを除けば「誰?」といつも言われてしまう...正確ニハ名前サエモ憶エテ頂ケテイナイ...デュフリやフォルクレの作品に触れて頂ければ...と思って演奏させて頂きました。
 チェンバロをもっと知って頂きたいのは勿論のこと、普段バロック音楽を聴かれない方にも知って頂きたい作曲家が沢山あります。今後のコンサートでも色々な作品を取り上げていきますので、是非また機会ありましたらコンサートにいらしてくださると嬉しいです。
 これからもどうぞ宜しくお願い致します♪


 12/21にリサイタルVol.11 Art of J.S.Bach V「J.S.バッハ『フランス組曲』全曲演奏会」を無事に開催することが出来ました。寒い中をお越しくださいました皆様、ありがとうございました!

 MCでもちょっと触れさせて頂いたのですが、「フランス組曲」全曲演奏は、もっと早くに取り上げたかったプログラムでしたが、あれこれこの組曲集に対して考えているうちに年月が経過してしまいました。むろん、この組曲集よりも先に準備が整ったプログラムもあり、それらに先に臨んだ、ということもあるのですが...。「フランス組曲」全曲演奏には11回目のリサイタルでやっと臨むことが出来ました。10年後には、また「フランス組曲」に対峙する自分の視点や解釈が変わっているかもしれませんが、大好きな組曲集なので1つ1つの組曲はまた様々な場所で演奏していきたいと思いますし、新しい視点や演奏のアイデアを見つけることが出来たら全曲演奏にも臨みたいと考えています。


 演奏中、空調の音がしていて、お客様からのご指摘を頂いたのですが、スタッフさんたちと相談して、今回はさすがに空調を切ってしまうと冷え込みが厳しいだろう、という結論になり、最終的には私の決断で空調を切らずに開催することにしました。
 以前、別会場でのリサイタルで冷え込みの厳しい中、楽器ピッチの維持を第一優先して空調を切って臨んだことがあり、その時は冬の厳しい寒さをお客様に我慢させて聴かせる、という何とも申し訳ないことをしてしまいました。やはりそのような状態では落ち着いてリラックスして耳を傾けて頂けるような空間ではない、ということを痛感しましたので、今回は2時間のプログラムの間、座っていて頂いて無理のない環境であることを優先させて頂きました。
 つまり、皆様に風邪をひかせて帰って頂くことになっては駄目だろう、と思った訳なのですが... ^_^; 気になった方は多くいらしたと思うのですが...


 終演後はいつも以上に沢山のお客様と言葉を交わすことが出来て、嬉しうございました。アンケートも沢山の御回答を頂きました。御協力くださった皆様、ありがとうございます。全て拝読しております。

 今年はこのリサイタルが2013年の公開公演納めでしたが、また来年以降も様々な演奏、アンサンブルもソロも取り組んでまいりますので、今後共どうぞ宜しくお願い致します!
 今回ご都合合わず御来場頂けなかった皆様も、機会合いましたら来年以降、生チェンバロの音に耳を傾けて頂けると嬉しいです。
 2013年、演奏会会場で応援してくださった皆様、そして離れたところから応援してくださった皆様、ありがとうございました!!

 来年もまた色々な所で、色々なプログラムを演奏したい、と思っています。
 皆様、素敵なクリスマスと良き新年をお迎えくださいね!!

 (まだ年内にweblogを更新したい気持ちは大きく持っているのですが、実行出来るかどうか分からないので... ^_^; )


 それから、アンリュウリコーダーギャラリーのスタッフの皆様、そして、調律師の佐久間さん、お世話になり、ありがとうございました!
 左の写真は、美人調律師 佐久間さんと。佐久間さんの調律及びチェンバロの調整技術力は高いです!!

追伸 : プログラムノートをここにupしました。ご興味お持ちの方は御覧ください。

5種のリコーダーと共に

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 先週、りそな銀行都島支店REC会さんに呼んで頂いて、リコーダー奏者の井上佳代さんと共に演奏に伺いました。
 古楽器、特にリコーダーに詳しい会員様から「各種リコーダーの登場を!」とのご要望を頂きまして、ソプラニーノリコーダー、ソプラノリコーダー、アルトリコーダー、テナーリコーダー、バスリコーダー、つまり5種類のリコーダーとチェンバロでの音楽をお届けしてきました。
 普段のコンサートでは、リコーダーといえばアルトリコーダーとの共演が多い。何故なら、バロック時代のリコーダー・ソナタなどの作品は通常アルトリコーダーのための作品だからです。時々、ステージに変化をもたせる為に、ソプラノやテナーを使ったりもしますが、さすがに、私はバスリコーダーとの共演がこれまでありませんでした。


 バスリコーダーは大きい。

 リコーダーアンサンブルやリコーダーオーケストラでは、これらの各種楽器で演奏されますので、それらを聴きに伺うとバスリコーダーは当然登場しますので、十二分にその大きさは知っていましたが、改めて見ると大きい...。
 リハごとにバスリコーダーに対して「大きいなぁ」と言わざるを得ませんでした(笑)

 ね、大きいリコーダーでしょ?

 バスリコーダーよりも大きなコントラバス・リコーダーは2mを越えるのですが...。

 今回は比較的お聴き頂きやすい作品でプログラムを纏めて、上記の5種のリコーダーとのデュオにチェンバロソロも交え乍ら、演奏させて頂きました。チェンバロソロは、ヘンデルの「リナルドの序曲のW.バベルによるチェンバロ独奏版」やデュフリの「三美神」、パーセルの組曲など。


 MCもやりました。

 リコーダーやチェンバロといった古楽器に耳を傾けて頂ける機会をもてることは、とてもありがたいことです。
 REC会の皆様、ありがとうございました!


 11/23にスタジオコンサート「チェンバロの時間III G.フレスコバルディとJ.S.バッハの音楽」を無事に開催することが出来ました。
 御来場くださいました皆様、ありがとうございました。

 このスタジオコンサートでは、ホームコンサートのような雰囲気で
(普段のサロンコンサートとの違いを明確にせよ、と言われると、
より小規模を意識してのステージング、という感じなのですが ^_^; )

楽器の間近で音に接して頂ける空間作りを心がけて臨んでおります。
そして、スタジオコンサートで使用させて頂いている一段フレミッシュ4オクターヴ楽器を生かせるように、と思ってプログラムを組んでいます。今後も色々な取り組みをしていきたいと思っておりますので、どうぞ宜しくお願い致します。

 J.S.バッハの作品は勿論のこと、今回はG.フレスコバルディの音楽にじっくりと耳を傾けて頂きたくて、プログラムを組みました。フレスコバルディの生演奏はバッハの作品に比べると馴染みがある方ではないと思いますが、「生演奏で」じっくり耳を傾けて頂きたい作曲家はまだまだ沢山あるので、それらを御紹介していけるように努めたいと思っております。


 さて、来月は、リサイタル。J.S.バッハ「フランス組曲」全曲演奏会を12/21(土)にアンリュウリコーダーギャラリー タケヤマホールにて行います(詳しくはこちら)。
 「フランス組曲」全曲演奏をいずれしよう、と思ったのはもう大分前のこと。長年色々な視点から向き合ってきて試行錯誤して臨むプログラムです。
 お時間ございましたら、是非いらしてください!! 皆様のお越しをお待ちしております!!!

秋篠寺公演、御礼!

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 昨年に引き続き、今年も奈良の音楽祭「ムジークフェストなら2013'」に出演させて頂き、秋篠寺での公演を6/19に行いました。今年はたっぷりJ.S.バッハのチェンバロ作品をお聴き頂こうと「J.S.バッハのチェンバロ音楽」のタイトルで(そのままですが・笑)オールJ.S.バッハ・プログラムを組ませて頂きました。演目は「トッカータニ長調 BWV912」「イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971」「A.マルチェロの協奏曲に基づくチェンバロ独奏の為の協奏曲 ニ短調 BWV974」「半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV.903」「フランス組曲 第3番 ロ短調 BWV814」の5曲。J.S.バッハのチェンバロ作品は大きく3つに分類出来ると思っていて、それが「対位法の作品」「鍵盤独奏協奏曲」「舞曲組曲」の3つなのですが、3つ全てを御紹介出来るようなプログラムとして組んでみました。
 (当日配布したプログラムノートはMusicology Blogに掲載していますので、ご興味持ってくださった方は是非御覧ください)

 早くに梅雨入りしたものの「空梅雨」なんて言われていましたが、丁度、公演前日頃から関西は本格的に降り出しまして(正しくは台風及び熱帯低気圧の影響でしたが)、当日も大雨...。むろん大雨でしたので、必然的に湿度も高い状態とはなりましたが、比較的天候には左右されないような屋内が会場でしたので随分助かりました。大雨ながらも、演奏中も比較的調律も安定していたと思います(←この辺りが天候に左右されるので、いつも天候が心配です。いつか天気図等から自分で予報していけるようになりたい...と思っています。「大きな野望」)
 2枚目の写真はリハの時のものですが、奥に写っていますように、緑が綺麗に映えた秋篠寺のお庭をバックに演奏させて頂きました。大変風情があり本当に素敵な所です。境内で沢山撮影したかったのですが、実は雨の中ウロつくと私は溶けてしまう(?)ので(訳:すぐ風邪をひきます)、撮影は断念...心残りですが、改めて木々と苔の緑の美しい境内を撮りに伺いたいと思っています。
 そんな大雨にも関わらず、沢山の方に御来場頂きました。申し込み受付直後に満席となってしまったと聞いていましたが、朝から結構な降り方をしていたので、さすがに閑古鳥が啼くかもしれない、と思っていたのですが...。
 雨の中、足元の悪い中、お越しくださった皆様、ありがとうございました。
 奈良生まれなので、やはり、奈良の音楽祭で演奏出来るのは、とてもとても嬉しいことです。
 雨の中、スタッフの皆様も入り口の外で動いてくださって、ありがとうございました。そして、ずぶ濡れになりながら、チェンバロを運搬してくださったSさんとKさんにも大感謝です!

 終演後、お客様からあれこれ楽器について御質問を頂き、楽器についてのお話も少しさせて頂きました。説明中の様子が、5枚目の写真です。
 楽器の近くで、撥音部分のジャックやジャックレールを御覧頂きました。チェンバロについて「弦を撥いて音を出す鍵盤楽器です」とお話しますが、「一体何処で弦をはじいているんですか?」と必ずいつも言われてしまいます ^_^; こればかりは撥音部分を近くで見て頂かないことには、私の説明力では到底伝えられない...でも、御覧になれば、皆さん「あぁ!」「なるほどー」とご納得(^^)説明中のこの写真は「皆さん納得中!」の写真でもあります。
 
 そして、もう1点、二段鍵盤の楽器を使用している際に必ず質問されることが、 「広音域が二段の鍵盤に分けて配置されているのですか?」ということ。
「いえ、上と下、同じ音域です」ということを説明しているのが、最後の写真です。「この上鍵盤のミ と 下鍵盤のミ、全く同じ高さのミです」という図。
 
 さて、7月ももうすぐですが、7/6と7/7は名古屋に遠征します。「ルドゥーテのバラ図譜」名古屋展でのミュージアムコンサート。松坂屋名古屋店でのマツザカヤホールにて開催、両日共14:00-14:30と16:00-16:30の2ステージです。東海地区でこれが初の演奏となります。愛知県の皆様、是非お立寄りください!!
 
 そして7/20はバロック・ヴァイオリンの河内知子さんとのコンサートシリーズ「記憶の彼方からの響き」第3回公演。今回はヴィオラ・ダ・ガンバの中西歩さんと三人でブクステフーデやクリーガーのトリオ・ソナタを演奏します。チェンバロ・ソロではJ.S.バッハの「半音階的幻想曲とフーガ」が演目です。伊丹アイフォニックホール小ホールにて17:30開演です(詳しくはこちらを御覧ください)。関西の皆様、お時間ございましたら是非いらしてください!!
 
 これからも皆様どうぞ宜しくお願い致します!!
 
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