チェンバリスト中田聖子のオフィシャル・ウェブログ
 

2014年11月アーカイブ

IMG_1641.jpg
 先週から、来月一緒に演奏するヴォーカル・グループ Ensemble XiiTaさんとのリハが始まりました。写真は先日のリハ場所でパシャリ。会場はまた別です。
コンサートは、12/2(火)14:00開演で宝塚ベガホールにてのロビーコンサートです。平日お昼の公演ですが、お時間ございましたらお越しください。詳細は以下の通り。


ベガ・ホール チェンバロコンサート 10th Concert
「クリスマスソング、マドリガーレの調べと共に」

日時: 2014年12月2日(火) 開演14:00
会場: 宝塚ベガ・ホール ロビー
入場料: 無料
出演: Ensemble XiiTa アンサンブルシータ(声楽アンサンブル)、中田 聖子 (チェンバロ)

プログラム
 W.A.モーツァルト: アレルヤ Alleluia
 C.P.E.バッハ : モテット Wq.208
   1.Trost der Erlösung
   2.Der Kampf der Tugend
   4. Die Menschenliebe Jesu
 G.F.ヘンデル : もろびとこぞりて Joy to the world!
 クリスマスキャロル
   O come, o come Immanuel
   Star Carol
   We wish you a merry christmas
 C.モンテヴェルディ : アリアンナの嘆き Lament d'Arianna

☆更に詳しくはこちらをご覧ください。


 12月には、このコンサートのあと、14日にオール・ヘンデル・プログラムでリサイタルも行いますので、リサイタルも合わせて宜しくお願い致します!こちらは日曜の公演で、会場はアンリュウリコーダーギャラリー向かいのritmにて。お昼と夕方の二回公演で行います♪ 詳細は以下の通りです。皆様のお越しをお待ち申し上げております。

2014recital1-1200px.jpg



中田聖子チェンバロリサイタルVo.12
「ヘンデルのチェンバロ組曲」

日時: 2014年12月14日(日)
 二回公演
 1st Stage お昼の部: 開演14:00 (開場13:30/終演予定15:00頃)
 2nd Stage 夕方の部: 開演17:00 (開場16:30/終演予定18:00頃)
 ☆未就学児の入場はご遠慮ください
会場: ritmリトゥム(アンリュウリコーダーギャラリー向かい)(大阪)
  [最寄り駅:阪堺電軌鉄道「我孫子道」駅、あるいは、南海本線「住ノ江」駅]

入場料: 両公演共 前売 2,500円、当日 2,700円
出演 : 中田 聖子 (チェンバロ)
プログラム
 G.F.ヘンデル「チェンバロのための組曲集(1720)」より
 組曲 第3番 ニ短調 HWV.428
 組曲 第4番 ホ短調 HWV.429
 組曲 第7番 ト短調 HWV.432
 組曲 第8番 ヘ短調 HWV.433
2014recital2-1200px.jpg

☆更に詳しくはこちらをご覧ください。


 ブログの更新が滞ってしまったものだから、複数話題となってしまいますが、先月は石川県にも演奏に伺いました。北陸自体に初めて行ったものだから、主催者さんから事前に伺った最寄り駅から、非常に漠然と「金沢と小松市の間」としか把握していませんでしたが、演奏させて頂いた白山市は非常に自然の豊かなところで、思いがけず自然からの英気を頂けた感覚が致しました。事前に恐竜の化石が出た所に近いらしい、と、ググってみて「ほほぅ」と思っておりましたが、なんと一向一揆の縁の地にも近いらしい、ということを道中の様子で知りました(無知ー!)

taki.jpg

 そして道中近くには、こんな滝も...
寄り道して連れて行って頂きました♪

 普段は地下道やお店の庭(?)の人工滝しか目にしない...(なんと哀れな...)自然の滝を見るのは小学生の頃に行った赤目四十八滝以来かもしれない。自然のマイナスイオン良いものだなぁ、と沢山写真を撮り、ブログにupするぞ!と思っていたのですが、これしか使えるものがなかった...悪しからず。

 cemb2.jpg

 石川には前日入りして、会場お向かいの金澤古楽堂さんでリハをさせて頂きました。
なんと、囲炉裏のある工房...。風情たっぷりでございます。
チェンバロと日本のスタイルの融合、素晴らしい...感嘆致しました。

IMG_1492.jpg

 リハをしていましたら、石川テレビさんのクルーが来られまして、演奏出演も少しさせて頂きました。Twitterでは発信したものの、本ブログでは事後報告となってしまいましたが(ごめんなさい)、10/31放送の朝の番組「リフレッシュ」をご覧くださった方いらっしゃるかしら?

kesiki1.jpg

 ↑ 会場周りも自然豊か


IMG_1514.jpg

 さて、白山での公演は左のリハ中の写真の通り、今回は一人なのにチェンバロを2台使わせて頂くという贅沢っぷり。丁度公演の10日前が師匠とのデュオコンサートでしたので、2台の楽器がある本番空間は見慣れていましたが、一人で2台を使うのは本当に奏者にとって贅沢以外の何ものでもない。贅沢させて頂く分、弾き分ける技術が問われますが。
 どちらもブランシェのモデルで、一台は囲炉裏の空間にあった2段鍵盤の楽器、もう一台は右の写真の一段鍵盤の楽器。cemb1.jpg
 この日のプログラムでどう使い分けるかを楽器のキャラで分けることに前日リハで決めまして、一段の楽器で、バッハのトッカータ及びゴルトベルクのアリア、そしてルイ・クープランの組曲を、二段の楽器でバッハのパルティータ4番と、フランソワ・クープランやデュフリ、フォルクレの演目を演奏させて頂きました。
因に、今回はありがたいことに製作家の輪島さんが本来素晴らしい調律師さんでもありますので、これまた贅沢に一段を415Hz、二段を392Hzに調律して頂きました。どのピッチで弾こうが、それらは別に演奏上何のウリにもならない、と思っていますが、各ピッチでの響きを大切に音を紡いでいくのが重要である、と思っており、そうして今回も臨ませて頂きました。

IMG_1502.jpg

 白山でのコンサートにお越しくださいました皆様、ありがとうございました。
 公演にあたって、金澤古楽堂さんのお近くの皆様の沢山のご協力があったと伺っております。準備にご協力くださった皆様、ありがとうございました!
御来場くださいました皆様とご協力くださった皆様に心から感謝申し上げます。

 そうそう、当日の会場リハを終えたところに、輪島さんいはく「近所の おばちゃん マダム」が入って来られました。なんと会場にお花を生けてくださると仰る。
kesiki2.jpg
 まぁ、ありがたい!
と思っておりましたら、再び現れたマダムの手には柿の枝 !
むろん小さな実を付けた柿の枝でしたが、普段買いに行くお花屋さんではそんなの見かけないので、びっくり致しました。季節感たっぷりのチョイスで大変嬉しい。どれもマダムのお庭で育った素材とのことでした。
 で...終演後、これは写真を撮っておかねば!と思っていたのに、気付けばさっさと撤収されていました...。マ...マダム... ^_^;
 カメラにおさめられなかったのが心残りです。

IMG_1503.jpg

 柿の生け花の写真は残念ながらございませんが、
 ←記念撮影その1 : 石川テレビの山本さんもコンサートに来てくださいました。

 ↓記念撮影その2 : 金澤古楽堂の輪島さんも加わって記念撮影

IMG_1525.jpg

kesiki3.jpg
←終演後に会場からの眺めを撮影したもの

↓工房前の冬桜

sakura2.jpg

あらゆる意味で日本の良さたっぷりの所で演奏させて頂いてまいりました。
皆様、本当にありがとうございました!

10月 市ヶ谷公演 御礼!

| コメント(0) | トラックバック(0)

IMG_3567.jpg
 Weblogの更新が大分滞ってしまい、もう先月の話になってしまいましたが、
10/16に東京 ルーテル市ヶ谷ホールでの師匠のコンサートに、チェンバロデュオで出演させて頂いてまいりました。
御来場くださいました皆様、ありがとうございました!!
東京及び東京近郊の皆様、そして、名古屋・関西から遥々遠征鑑賞してくださった皆様、(もしかしたらその他の地域から来られた方もいるのかな?)ありがとうございました!!

IMG_1372.jpg

 埼玉のチェンバロ工房をお借りしてリハをさせて頂いたのですが、リハ初日にお伺いすると、チェンバロが3台...
写真の右に写っている通称「ルドゥーテ・チェンバロ」を使用することは主催者さんの趣旨上決まっていたので、相性がより良い方を師匠と相談して選択しました。
今回使用することになったのは、写真の真ん中の楽器...。
この並びになっていた、ということは、製作家の久保田さんも「こちらだろうな」と思われていたのかな?と心の中で思いつつ...

IMG_1379.jpg

 スイスにおられる師匠が日本に到着されてから、前日リハまでで計15時間以上にも及ぶ合わせを行いました。さすがに師匠とのデュオはレヴェルが異なります。長時間に及んだのは、普段私がそのレヴェルにいないからにすぎませんが...。師匠には当たり前のことでも、私にとっては耳も脳も指先も全身神経も、謂わば解像度を普段の何十倍にも上げなければならない、という具合。最初に教わった時も、眠っている耳の神経が一気に開き、解像度UP!という衝撃を受けたのですが、その後も教わる度に、又、自分自身でも徐々に神経を開かせ、解像度を更に上げてきたのだけれども、共演させて頂くには、まだまだ上げなければならないのが現実。二日間の直前リハで解像度UPを試みたけれども、当然まだまだ及ばず(むろんそうでないと師と仰げませんが...[なんて失礼な! しかしながら、この発言は私の生徒たちにもそう考えて行って欲しい、という考えを持っていることの宣言でもあるのです])

IMG_3403.jpg

 リハと本番で多くのことを受け取った(つもり)なので、ソロもコンティヌオももっとグレートアップさせてチェンバロの魅力を届けようと現在精進しております。

 さて、コンサート前半は北谷直樹師匠のソロのプログラム。
 フランソワとルイの両クープラン、D.スカルラッティの演奏で、多彩なチェンバロの音色と表情を拝聴し、
前半プログラムの最後のW.バベルは拝聴を断念して、ドレスに着替えるため、楽屋へ...

IMG_3411.jpg

後半から出演させて頂いて、
J.S.バッハの2台のチェンバロのための協奏曲 ハ短調 BWV.1060、
A.ソレルの2台のチェンバロのための協奏曲 ト長調 第3番
をデュオ演奏。
そして、鷹山美緒さんのソプラノの楽器隊として2台のチェンバロで、
G.F.ヘンデルのオペラ「エジプトのジュリアス・シーザー HWV17」より クレオパトラのアリア「辛い運命に涙溢れ」

IMG_3457.jpg
及び、
オペラ「アルチーナ HWV34」より モルガーナのアリア「帰ってきて、喜ばせて」
を演奏させて頂きました。

ところで、リハの写真が多数ですが、沢山お写真を撮って頂いたので、UP致します。

IMG_3850.jpg

IMG_3369.jpg
IMG_3378.jpg

  ↑
←「デュオのリハ前に個人練習する」の図でございます。

以下、本番の図でございます。
  ↓

P1050700.jpg
P1050656.jpg
P1060145.jpg

 ご来場くださいました皆様、そして、楽器協力くださいました久保田チェンバロ工房の皆様、当日のスタッフの皆様に感謝申し上げます。

 地元の関西でもあのデュオ・サウンドを...否、もっと私がグレードアップしてのデュオ・サウンドでの2台チェンバロ Cembali!の魅力をお届け出来るように頑張りたいと思っていますので、気長に気長に遠征出来なかった関西の皆様 待っていてくださいね♪

IMG_3566.jpg

このアーカイブについて

このページには、2014年11月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2014年10月です。

次のアーカイブは2014年12月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

OpenID対応しています OpenIDについて
  • 購読する このブログを購読
  • ・KLAVI更新情報

    ・中田聖子のTwitter