今日はモバイルからの更新です(テスト投稿はいつも成功するのですが、本投稿になると上手くいかず活用出来ていないBlogPress app...)

昨日、唐招提寺でのコンサートが無事終了しました。暑い中お越しくださった皆様、ありがとうございました。
弾かせて頂いたのは、境内の僧坊という建物で、鎌倉時代の建物。かつて僧侶たちが寝起きしていた建物のようです。これまでに私が弾かせて頂いた1番古い場所はベルギーの17世紀のたてだったのですが、鎌倉時代だから12世紀!演奏経験最古建築我が記録更新でした。建築オタには、大変ありがたく、また世界遺産での演奏も滅多にある機会ではないので本当にありがたい機会でした。

しかし、そのような建物だった為、木造建築は昨日一昨日の豪雨をどっぷりと吸い込み、空間は凄い湿度...楽器も私も湿度との戦い。自分自身が汗をふきふきし乍ら弾くのはさすがに初めてでした。それ程の湿度、普段楽器が慣れていない(であろう)ミーントーンを選択してしまったことを本番前調律をしながら後悔しかけましたが、曲間で治す必要も生じなかったことに、久保田チェンバロの安定性にまた脱帽してしまった公演でもありました。
又、この日の高湿度に我慢強く聴いてくださった皆様にも感謝です!

終演後は、もう閉門間近でしたが、唐招提寺境内を堪能しました。
また後日、拙撮写真をgalleryページにupしたく思っております。


--upload from seiko's mobile --

 春の話になるのですが、4月に録音をしてきました。録音を終えてすぐ、このblogに書きたかったのですが、5月のコンサートの告知と報告記事を書くのが精一杯でした。TwitterやSNSなどではリアルタイムでは呟いていたのですが、blogでお話するのがとても遅くなってしまいスミマセン...。

 rec2012.jpg
 実は急遽決まった録音で (正しくは録音をする予定は決まっていましたが、急遽日程が早まったのでした)、関係者全員が可能な日は限られており、それ故に録音に使える場所も限定され、CD1枚分を録音するのは大抵3日間を費やすのですが、またまた1日での収録でした ^_^; (以前にも1日録りというのがありましたので、まぁ出来ると思っていたのですが・笑)
 写真は録音の時の様子です。

 このCDは「ルドゥーテのためのチェンバロアルバム第1弾」として録音したものなのですが、薔薇をはじめとした植物画を描いた画家ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテの展覧会とのプロジェクトCDの1つです。久保田チェンバロ工房が、ルドゥーテが描いた花々を響板に模写した展覧会のためのチェンバロを製作(正確には、このためにルッカースモデルを改変)され、その楽器を使用して録音させて頂きました。関係者に「クラヴサン・ルドゥーテ♪」と呼ばれている楽器は、6/6より6/25まで上野の森美術館で開催の "ルドゥーテの『バラ図譜』展" にて展示されます。又、CDも展覧会のグッズの一つとして販売されますので、ルドゥーテ・ファンの皆様宜しくお願い致します。

 収録曲は展覧会BGMをイメージして選曲させて頂いています。
 J.デュフリ「三美神」「シャコンヌ」、F.クープラン「神秘のバリケード」、J.Ph.ラモー「ミューズたちの語らい」、J.B.A.フォルクレ「モランジあるいはプリゼー」といったチェンバロ曲の他、ソプラノの鷹山美緒さんとの演奏でラモーの「恋の鶯」やマリー・アントワネットが残した曲も収録しています。
 「ルドゥーテのためのチェンバロ・アルバム第1弾『愛の神殿』」というタイトルです。皆様どうぞ宜しくお願い致します!

 私 info@klavi.com までメール を頂けましたら、御予約も受付しております♪


 redouteCDweb.jpg

 又、Amazonでもお取り扱いが開始されています。