チェンバリスト中田聖子のオフィシャルブログ

2013年7月アーカイブ


 7/20にバロック・ヴァイオリンの河内知子さんとのコンサートシリーズ「記憶の彼方からの響き Vol.3」を伊丹アイフォニックホール小ホールにて、無事に開催することが出来ました。暑い中をお越しくださった皆様、ありがとうございました!!
 今回は、ヴィオラ・ダ・ガンバの中西歩さんにも加わって頂いて、独奏あり(テレマンの「無伴奏ヴァイオリンのためのファンタジー」、そして私のチェンバロ・ソロでバッハの「半音階的幻想曲とフーガ」)、デュオあり(中西さんと私でテレマンの「ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ」)、トリオあり(ブクステフーデとJ.P.クリーガーのトリオ・ソナタ)の演奏を行いました。

 作曲家相関には学生時代から興味があり、ついつい、複数の作曲家でプログラムを組む場合(大半の演奏会プログラムはそうですが、私の場合、オールだれだれプログラムの機会が多いので、五分五分といった割合ですので)、それぞれの作曲家の相関関係に目がいってしまいます。又、ついつい、何としてでも取り上げる作曲家同士の接点を見つけてやろう! などと思ってしまいます。どうしてもそこから目を逸らせることが出来ないので、選曲決定権が自分にある場合には、脈絡のない作曲家を同日プログラムに並べるのを避けてしまう方でもあります。
 今回はテーマを「ドイツ」と大枠にしての選曲であり、「作曲家の繋がり」を全く考えずに三人で選曲したのですが、(半ば無理矢理だが)「作曲家繋がり」が通っていたチョイスでした。G.P.テレマンとJ.S.バッハは、交流があって、バッハの次男の名付けの話や、テレマンの出版予約者リストの話は有名な話。ブクステフーデとバッハも、バッハのリューベックへの旅で有名な話。クリーガーとブクステフーデは、ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者のタイレが間を取り持つ(?)。ブクステフーデが描かれている絵画には、ライケンとタイレも描かれていて、クリーガーはタイレの作品を演奏していた記録が残る。今回演奏した二つのトリオ・ソナタのヴィオラ・ダ・ガンバ パートは、もしやタイレが想像されていたのか?? 無理矢理繋げているに近いですが、素敵な曲を残した作曲家は何処かで繋がっているのだなぁ、と思い乍らコンサート準備に臨んでいました。

 まだまだ暑いですが(暑さの厳しさはこれから?)、皆様、暑さに気をつけてお過ごしください。
 今夏は秋〜来年の準備に力を注ぐスケジュールです。

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梅雨が明けた途端に、厳しい暑さ...。今夏も猛暑の兆しですね。
さて、バロック・ヴァイオリンの河内知子さんとのコンサート「記憶の彼方からの響き」シリーズの第3回公演が間近となりました。今回はヴィオラ・ダ・ガンバの中西歩さんにも加わって頂いて、ドイツの音楽を演奏致します。トリオあり、デュオあり、ソロあり。7/20に伊丹アイフォニックホールにての公演です。お近くの方でお時間ございます方は、是非お越しくださいませ♪


記憶の彼方からの響き Vol.3 -- from Memory of Germany --

日時: 2013年7月20日(土) 開演17:30 (開場17:00)

会場: 伊丹アイフォニックホール 小ホール(Access Map)
  阪急「伊丹」駅より北へ徒歩約3分

  あるいはJR「伊丹」駅より西へ徒歩8分


入場料 : 前売3,000円、当日3,500円 (全席自由)

出演
 河内 知子 (バロック・ヴァイオリン)
 中西 歩 (ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 中田 聖子 (チェンバロ)

プログラム
・J.S.バッハ : ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト長調 BWV.1021
・J.S.バッハ : 半音階的幻想曲とフーガ BWV.903
・G.P.テレマン : ヴァイオリンのための無伴奏ファンタジー
・D.ブクステフーデ : ソナタ Op.1-6 ニ短調 BuxWV.257
 他...

お問い合わせ・チケットの御予約は...
(問) : KLAVIくらびチェンバロコンサート係 E-mail : info@klavi.com
    Ticket Counter (お問い合わせフォーム)からも送信出来ます。


 7月6-7日は「ルドゥーテの『バラ図譜』」名古屋展のミュージアム・コンサートでした。ありがたいことに普段から、愛知県から(関西での)コンサートにいらしてくださる方がいらっしゃるのですが、今回初めて名古屋で演奏させて頂きました。名古屋でも沢山の方に聴いて頂きました。
 演奏曲は、J.デュフリ「三美神」、J.B.A.フォルクレ「ラモー」「シルヴァ」「ジュピター」、そして、ソプラノの鷹山美緒さんとグノー「アヴェ・マリア」、ラモー「恋の鶯」。
 7/6と7/7のミュージアム・コンサートにいらしてくださった皆様、ありがとうございました!!
 
 名古屋は遠いようで、大阪の自宅から実は結構さっと行ける距離です。正確には、大阪の自宅最寄り駅が「名古屋にさっと行ける位置」にある(笑)。
 名古屋は...これまでにも何度か夏に訪れたことがありますが「あれ?こんなに暑かったっけ? ? ?」と思うほど、湿度が高い暑さで びっくりしました。確かに湿度が特に全国的に高い日ではありましたが、日本で一番大阪が湿気ている、と思っていたので驚愕。現地楽器には特に問題ありませんでしたが...。それとも、年々温度湿度に職業柄敏感になってきているのであらうか...。
 
 さて、今回の裏話... 上記の湿度とは何ら関係のないことなのですが、重たい工具を持っていったにも関わらず、楽器のジャックレール調整のためのネジが手持ちのどのドライバーにも合わず...(これまで何度もルドゥーテ展の演奏をしているのだから、持っておくべきなのですが、今迄レールネジを動かすシーンに出くわさなかったので、手持ちが使えないことに気付いていませんでした...)針金でも何とかなるのですが、そういうものは百貨店での展覧会といへども、何処にも転がっていない。調整出来なければ出来ないで そのままでも弾くのですが、ベストな演奏をしたいという想いでネジ穴をじーーーっと見乍ら考えた末、愛用のSTYLE∗FITを分解してシャープホルダーで回す...という方法をとりました ^_^; 何が役立つか分からない・・・。
 
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