チェンバリスト中田聖子のオフィシャルブログ

2013年12月アーカイブ


 12/21にリサイタルVol.11 Art of J.S.Bach V「J.S.バッハ『フランス組曲』全曲演奏会」を無事に開催することが出来ました。寒い中をお越しくださいました皆様、ありがとうございました!

 MCでもちょっと触れさせて頂いたのですが、「フランス組曲」全曲演奏は、もっと早くに取り上げたかったプログラムでしたが、あれこれこの組曲集に対して考えているうちに年月が経過してしまいました。むろん、この組曲集よりも先に準備が整ったプログラムもあり、それらに先に臨んだ、ということもあるのですが...。「フランス組曲」全曲演奏には11回目のリサイタルでやっと臨むことが出来ました。10年後には、また「フランス組曲」に対峙する自分の視点や解釈が変わっているかもしれませんが、大好きな組曲集なので1つ1つの組曲はまた様々な場所で演奏していきたいと思いますし、新しい視点や演奏のアイデアを見つけることが出来たら全曲演奏にも臨みたいと考えています。


 演奏中、空調の音がしていて、お客様からのご指摘を頂いたのですが、スタッフさんたちと相談して、今回はさすがに空調を切ってしまうと冷え込みが厳しいだろう、という結論になり、最終的には私の決断で空調を切らずに開催することにしました。
 以前、別会場でのリサイタルで冷え込みの厳しい中、楽器ピッチの維持を第一優先して空調を切って臨んだことがあり、その時は冬の厳しい寒さをお客様に我慢させて聴かせる、という何とも申し訳ないことをしてしまいました。やはりそのような状態では落ち着いてリラックスして耳を傾けて頂けるような空間ではない、ということを痛感しましたので、今回は2時間のプログラムの間、座っていて頂いて無理のない環境であることを優先させて頂きました。
 つまり、皆様に風邪をひかせて帰って頂くことになっては駄目だろう、と思った訳なのですが... ^_^; 気になった方は多くいらしたと思うのですが...


 終演後はいつも以上に沢山のお客様と言葉を交わすことが出来て、嬉しうございました。アンケートも沢山の御回答を頂きました。御協力くださった皆様、ありがとうございます。全て拝読しております。

 今年はこのリサイタルが2013年の公開公演納めでしたが、また来年以降も様々な演奏、アンサンブルもソロも取り組んでまいりますので、今後共どうぞ宜しくお願い致します!
 今回ご都合合わず御来場頂けなかった皆様も、機会合いましたら来年以降、生チェンバロの音に耳を傾けて頂けると嬉しいです。
 2013年、演奏会会場で応援してくださった皆様、そして離れたところから応援してくださった皆様、ありがとうございました!!

 来年もまた色々な所で、色々なプログラムを演奏したい、と思っています。
 皆様、素敵なクリスマスと良き新年をお迎えくださいね!!

 (まだ年内にweblogを更新したい気持ちは大きく持っているのですが、実行出来るかどうか分からないので... ^_^; )


 それから、アンリュウリコーダーギャラリーのスタッフの皆様、そして、調律師の佐久間さん、お世話になり、ありがとうございました!
 左の写真は、美人調律師 佐久間さんと。佐久間さんの調律及びチェンバロの調整技術力は高いです!!

追伸 : プログラムノートをここにupしました。ご興味お持ちの方は御覧ください。

以前よりお話しておりますが、12/21にリサイタルを行います。
今年は J.S.バッハの「フランス組曲」全曲演奏会として行います。
6曲の組曲で構成される「フランス組曲」と呼ばれている組曲集を
全曲演奏致します!

12/21の午後、大阪におられる皆様、大阪に来られる皆様、
J.S.バッハの非常に優雅な舞曲組曲集「フランス組曲」を
是非聴きにいらしてください。

それにしても早いもので、リサイタルも第11回目を迎えます。
オールJ.S.バッハ・プログラム、
あるいはテーマをJ.S.バッハとするプログラムシリーズでは5回目を迎えます。
年月の流れは早い・・・

中田聖子チェンバロリサイタルVol.11 -- Art of J.S.Bach V--
「J.S.バッハ『フランス組曲』全曲演奏会」は、
12/21の15:00開演で、大阪のアンリュウリコーダーギャラリータケヤマホールにて
開催致します。皆様のお越しをお待ちしております!


中田聖子チェンバロリサイタルVol.11 -- Art of J.S.Bach V --
「J.S.バッハ『フランス組曲』全曲演奏会」


日時 : 2013年12月21日(土) 開演15:00 (開場14:30)

会場 : アンリュウリコーダーギャラリー タケヤマホール(Access Map)
   (大阪市住之江区安立3-8-12 Tel 06-6678-1011)
   最寄り駅: 南海本線「住ノ江」駅 あるいは 阪堺電車「我孫子道」駅

入場料 : 前売 3,000円、当日 3,500円 (全席自由)

出演 : 中田 聖子 (チェンバロ)

プログラム
 J.S.バッハ「フランス組曲」BWV812-817 全曲

チケットお申し込みは、
 KLAVI info@klavi.com迄、Eメールにてお問い合わせください。

☆チケットお申し込みの際は、
 「お名前」(受付でのトラブル回避の為、フルネーム・本名でお願いします)
 「ご連絡先」(お電話番号かメールアドレス)
 「お申し込み人数」
そして「12/21 中田聖子チェンバロリサイタル 申し込み」と明記の上、
御送信ください。宜しくお願い致します。

尚、前売券のお申し込みは12/21の朝10:00の送信分迄で、以降は当日券のお申し込み扱いとなります。

20131205photo

 先週、りそな銀行都島支店REC会さんに呼んで頂いて、リコーダー奏者の井上佳代さんと共に演奏に伺いました。
 古楽器、特にリコーダーに詳しい会員様から「各種リコーダーの登場を!」とのご要望を頂きまして、ソプラニーノリコーダー、ソプラノリコーダー、アルトリコーダー、テナーリコーダー、バスリコーダー、つまり5種類のリコーダーとチェンバロでの音楽をお届けしてきました。
 普段のコンサートでは、リコーダーといえばアルトリコーダーとの共演が多い。何故なら、バロック時代のリコーダー・ソナタなどの作品は通常アルトリコーダーのための作品だからです。時々、ステージに変化をもたせる為に、ソプラノやテナーを使ったりもしますが、さすがに、私はバスリコーダーとの共演がこれまでありませんでした。


 バスリコーダーは大きい。

 リコーダーアンサンブルやリコーダーオーケストラでは、これらの各種楽器で演奏されますので、それらを聴きに伺うとバスリコーダーは当然登場しますので、十二分にその大きさは知っていましたが、改めて見ると大きい...。
 リハごとにバスリコーダーに対して「大きいなぁ」と言わざるを得ませんでした(笑)

 ね、大きいリコーダーでしょ?

 バスリコーダーよりも大きなコントラバス・リコーダーは2mを越えるのですが...。

 今回は比較的お聴き頂きやすい作品でプログラムを纏めて、上記の5種のリコーダーとのデュオにチェンバロソロも交え乍ら、演奏させて頂きました。チェンバロソロは、ヘンデルの「リナルドの序曲のW.バベルによるチェンバロ独奏版」やデュフリの「三美神」、パーセルの組曲など。


 MCもやりました。

 リコーダーやチェンバロといった古楽器に耳を傾けて頂ける機会をもてることは、とてもありがたいことです。
 REC会の皆様、ありがとうございました!


 FM Osakaの「おしゃべりクラシックマガジン『くらこれ!』」(12/1放送分)に出演させて頂きました!昨年の1月にもお声をかけて頂いたのですが、今回「くらこれ!」にお邪魔するのは2回目(ラジオ自体は3回目)。
 コンサートのMCでもカミカミだったり、トークの流れが迷走することも少なくないので、「滑舌悪かったらどうしよう」とか「何言っているか分からなくなったらどうしよう」といった心配をしつつFM Osakaのスタジオに向ったのですが、今回もパーソナリティーの よっさん こと 吉川さんのトークを引っ張るお力のおかげで、リラックスしてお話をさせて頂くことが出来ました。

 喋らせる力、本当に凄いなぁと思います。普段のMCよりも何十倍もすんなり話せる。MCも大分慣れてきたと感じていますけれども(「10年やってて、やっとかい!」というツッコミはどうか無しで ^_^; )、本当にその何十倍もすんなりと...。驚きつつ、お話をさせて頂きました。
 その不思議な力は、吉川さんがもしチェンバリストだったら「ソリスト実力以上の力をすんなりと出させるようなコンティヌオ奏者」という感じだと思います。古楽器演奏をする人にしか分からないような例えでスミマセン...。

 ラジオでもお話させて頂きましたが、今迄通りJ.S.バッハはもちろんのこと、ソロではどんどんチェンバロの素敵な曲を演奏していきたいと思っていますし、来年もリコーダー、ヴァイオリンをはじめ様々なアンサンブル曲も演奏していきたいと考えております。
 惹かれる音楽作品だからこそオススメしたい、そんな想いを持って、これからも演奏に取り組んでいきますので、皆様、どうぞ宜しくお願い致します。

 貴重な機会をくださいましたFM Osakaの皆様、吉川さん、アッサーさん、スタッフの皆様、今回もあたたかい雰囲気の中で臨ませてくださり、ありがとうございました!!
 そして放送をお聴きくださいました皆様、ありがとうござました!!

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